日本の農業・米づくりの今は?

日本の農業・米づくりの今は?

日本の農業・米づくりの今は?

美味しい日本のコメ作りが岐路に立たされているのをご存知ですか?

 

 

瑞穂の国日本では、特に近年主食のコメを食べない生活状況になり、農家を辞めてしまう人が増え大きな問題となっています。

 

 

コメの消費量は50年前の約半分である事から、その価格までも下がっている状況にあります。

 

例えば平均的な80アールの作付で、売上収入が53万円となり、肥料や農薬そして機材等の費用を引くと赤字になり人件費は出てこないそうです。

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美味しい日本の米づくりの今は・未来は?

 

小規模の農家を営んでいる高齢者の方は、お米を生産した収支で生活をしているのではなく、年金で生活をして農業に従事しているのが現状です。

 

農家の約70%が作付面積が1ヘクタール未満の上、後継者の成り手がなく農業を辞めしまうので耕作放棄地が益々増えています。

 

 

また一方では、経営合理化した大規模で先進的な農家(会社組織)は情報通信技術等を導入しコスト削減や効率化並びに『コメのブランド化』を推し進め黒字経営を継続しています。

 

 

この様な状況の下で、主食を守る抜本的方策があるか?、JA改革などに取り組んでいるが、日本のコメをどうするのか、大きなコメ問題であり未来の方向が定まっていない様に受け止められています。

 

 

今までコメ作りを支えていた小規模兼業農家の方を見ると、これ以上コメの消費量が少なくなり、値段が安くなれば農業は出来ない状況に押しやられると感じている。

 

その事から現状のコメの消費量(一人当たりの一年分)を農林水産省の統計で比較すると1962年には118s⇒2014年では55sとなっており、半分以下の状態です。

 

 

これは55年の間にパンゃ麺類を食べる食生活へと大きな変化が生じた事が要因の一つになります。

 

 

二つ目の要因は米の取引価格の変動です。

 

 

1993年では60s当たり 23,607円した物が、1995年新食糧法施行以後は売買が中になった事も影響と共に消費量が減少の一途わ辿り2014年には1,897円迄に価格が低下し農業経営が窮地に追い込まれているのが現状です。

 

 

2050年を想定するとコメの生産量は500万トンを割り込む事になります。(今後も生産量が毎年8万トンずつ減収していくことが推定されている)

 

茶わん1杯のコメの値段は現在25円・その内農家の手取りは5円でペットボトル1本のお茶の値段は120円(茶わん5杯分)と比較すると余りにも安すぎます。

 

 

また、コメ農家の年齢別人口(2015年調)は65才以上が133万人で全体の63.5%平均年齢は66.4才で、若者の就業率が低く将来への問題として惹起しているのです。

 

 

これらの米作り環境から新しいスタイルの農業を目指すとした場合の農業改革の4つの柱は

 

 

@規模拡大:担い手の農地集積

 

A農家の自立:米の直接支払交付金の廃止(自由販売)

 

B水田フル活用:小麦・大豆・食料用米など

 

C多面的機能の維持:集落への直接支払(国土保全)

 

 

以上の事項を改革の柱として人口減少や内需の先細りに対応し、コメ作りは厳しい環境にはありますが、多角的で多様化した農業により更に『美味しいコメ作り』の基盤を整えてコメを増産し、新食糧法の施行やTPPに乗じて国外の販路拡大も含めブランド化し、6次産業化して永続する国家的産業に発展させて貰いたいものです。

 

 

日本の『こめ』をどうするのか、消費者でもある国民もも大きな問題として捉え消費に協力し日本の農業を支えていく必要がある。

 

 

コメ作りの基盤の田んぼ(水田)は国土保全と言う大きな担い手でもあります。

 

 

水田は山から新鮮で良い水を引き、草刈りや木の伐採・植林により山づくりも行い、良い米作りに大いに貢献しているのも現実です。

 

 

山間地や中山間地では、農業を辞める人が多くなり、農業の担い手が諸に減少しています。

 

この様な中、退職した会社員や公務員が農業従事者になり、小規模農家に転身する人が多くなりました。

 

 

この事は農地として地域の活性化に貢献し、農業放棄地が増えず荒れ地の増加を食い止める効果もあります。

 

 

一方農業経営の効率化を進めるために、ゆっくりではあるが農地の面的な集約を進め規模拡大を行っている。

 

なぜならば、農地15ヘクタール以上の作付を行わないと年間所得が(サラリーマン給与ベース)400万円にならない。

 

 

また、農産物価格を前提とすると大規模にしなければ生活は勿論のこと、農業の継続が出来ないという現実があります。

 

 

このことから国では政策手法として、農地中間管理事業を展開し、農地の集約を促進するため、都道府県に農地バンクを設け貸し手と受け手の仲介を行い、農地の大規模化・機械化・専業化を推進している。

 

 

現在は人材の準備もしていない。仕組みも作っていないのが現状である。

 

この様な状況の下で、コメ作り農業の制度に2018年度より大きな変化があります。

 

 

@水田のフル活用

 

主食用米だけではなく、農業者自らの経営判断で麦・大豆・飼育用コメなどを選択して栽培する。

 

 

A多面的機能の維持

 

農地や水路の維持管理など多面的機能(洪水・災害・景観等の役割)を支える団体に、維持管理費用を直接支払する。

 

 

B転用作物や飼料米には、国が直接補助金を交付する。

 

 

C情報技術や作業管理システム及びデータ集積手法等の先進システムの導入により、新スタイルの農業を目指し、コメの収量の把握・品質の向上と共に機械の効果的な使用方法も確立する事が出来る。

 

 

Dコメを美味しく食べて貰うための新しい精米技術の向上も研究すること大切です。

 

 

これらのことから、中規模程度の所有農地でも農産物のブランド化や効率化により、収益を拡大し農業と併せて農業を守る観光事業も行い、地域活性化も推進することが出来る。

 

 

また、今後の米の新しい需要先の創造を行う事も必要となってくる。

 

 

新需要先としては、

 

 

@米ゲル

 

お菓子や麺類に混ぜて使用する。

 

 

A米はグルテンが無いので、アレルギーが無い(小麦アレルギーの心配なし)

 

アレルギー対策に良く、ラーメン・麺・お菓子に利用出来る(フランス・アメリカ・欧米で使用)

 

 

B外国への輸出

 

現在米の輸出量は7,600トン(220億円)

 

主な内訳:日本酒140億円・お菓子39億円 加工品22億円です。

 

 

外国での日本の米の評価は、安全性・品質の高さ等での信頼性が高い。価格は高い。

 

外国人の味覚が違う事から、今後は外国人の食に合わせた米作りが必要である。

 

ただし、外国へ輸出を増大する事だけでは、日本農業の活路ではないと言われる。

 

 

これらを総合的に取り組むことにより、美味しく品質の良いコメを提供し、国内の需要を喚起し安定した農業の未来を構築していくことが大切である。

 

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