一茶のネタバレ・あらすじと感想!藤沢周平の原作小説が映画化

一茶のネタバレ・あらすじと感想!藤沢周平の原作小説が映画化

一茶のネタバレ・あらすじと感想!藤沢周平の原作小説が映画化

2017年に、映画「一茶」が公開されると発表されました。

 

原作は、藤沢周平さんが執筆された小説です。

 

 

主人公を演じるのはリリー・フランキーさんであることが明かされています。

 

他には、中村玉緒さん・伊藤淳史さん・石橋蓮司さん・内野聖陽さん・奥田瑛二さんなどが出演する予定です。

 

 

こちらの作品は、どういった内容のストーリーなのでしょう?

 

 

この先には、映画の原作として採用された小説「一茶」のあらすじが載っています。

 

これから上映することになっている映画内容のネタバレに繋がってしまうかもしれません。

 

 

さらに、この小説を読んだことがあるという人に感想を尋ねました。

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映画化された、藤沢周平の原作小説「一茶」のあらすじ・ネタバレには気をつけて

 

藤沢周平さんが書いた小説「一茶」の映画化が決定しました。

 

 

当記事に記載されていますのは、原作小説のあらすじと感想です。

 

ネタバレを見たくない人は、ここから先は読まずにおきましょう。

 

 

藤沢周平の一茶は貧農の長男に生まれ、母と幼いころにし別。

 

祖母にかわいがられて育っていたころ、新しい継母は厳しい人で何度も折檻されていたところが強調されています。

 

 

江戸時代の農家の長男は全ての土地を親から相続できますし、一茶もそのことで異母弟と継母の間で相続争いを実際にしています。

 

なぜ相続争いをしなければならないのかというと、俳句でいくら才能があったとしてもそれだけでは食べていける時代背景ではなかったからです。

 

 

現代のような出版社がない時代。

 

松尾芭蕉にしても小林一茶と名が知れてはいても、後援者の援助が無ければ、お金になるものではないからです。

 

 

また、継母にしても自分の子供に食べさせなくてはなりませんから、少しでも多くの土地を持たせてやりたい。

 

そのためには先に生まれたなさぬ仲の子供は邪魔であり、奉公に出し競争相手を減らせば自分も楽になる、との思いもありました。

 

 

また、ストーリーでも一茶は土地を耕すことにはむいておらず、空想しているのが好きな子だったと供述しています。

 

対する継母は働き者で、そんな主人公を怠け者とみなし、折檻して追い出すような格好となってしまいました。

 

このことが、後の相続争いの種となることが書かれています。

 

 

奉公してもうまくいかずそんな中、三笠付けという賭け事で俳諧の才能を見出され後援者の札差井筒屋との出会いも書かれています。

 

農家の生まれであり、庶民の暮らしに根付いた俳句が人々に愛され代表的な句は「雀の子、そこのけ、そこのけ、お馬が通る」ですが、やはり風雅とは異なります。

 

 

また、自分が十分に親の愛情を受けていないことを感じていたのではないか?ということも作っていた作品の中で伺えます。

 

作者もそのことを踏まえて、主人公の父親がなくなる前の一か月の間のやり取りを丁寧に書いています。

 

 

そしてそれは、俳句一筋で食べていけなくなり郷里に帰って遺産分割で土地をもらうしかなかった一茶の悲しみとやりきれなさも、ここから感じ取ることができます。

 

一方で次男と継母の言い分ももっともなことだと、客観的な視点で描かれています。

 

 

ですが自分も食べていかなくてはなりませんし、また子供好きなことも作品からも伺うことができます。

 

子供も何人か授かりますが、成長できた子供はたった一人の女の子でした。

 

 

しかも自分は、その子供が生まれる前になくなってしまいました。

 

そして皮肉なことに、嫌っていた継母がそのしをみとることで作品は終わっています。

 

 

ただせめてもの慰めは、旅の途中でなくなることなく親族に看取られて息を引き取ったことでしょう。

 

 

藤沢周平の原作小説「一茶」を読んだ人の感想

 

藤沢周平の小説「一茶」で印象に残った場面は、4つありました。

 

 

弥太郎が江戸に行った直後の場面は、一番印象に残りました。

 

どの仕事に就いてもすぐに辞めてしまう人だったので、現実でもよくあることだなと言いたくなりました。

 

 

ただ、義母との折り合いが悪いなど、家庭環境が良くなかったのも理由の1つと言えそうです。

 

そのせいで、忍耐力を養うことができなかったのかもしれないですね。

 

 

俳諧の宗匠と出会う所は、大きな節目に見えました。

 

宗匠の元で俳句を習い始めた弥太郎ですが、そのおかげで夏目と知り合うことができました。

 

女性と付き合うのは初めてだったせいか、最初はぎこちなくて少し笑ってしまいました。

 

 

弥太郎が西国を廻る旅をした話は、楽しかったです。

 

周囲の美しい自然や大きい海などを見る度に俳句を作っていたので、俳句の修業の役にも立ったようです。

 

とても面白そうだったので、私も旅をしてみたくなりました。

 

 

父がなくなった場面は気になりました。

 

なくなる直前に父は弥太郎と弟を呼び遺産相続の話をしたのですが、弟は納得がいかなかったみたいです。

 

 

弟から見た兄は、俳諧にのめり込んでいる頼りない存在だったとか。

 

俳句を読む人への認識を理解しやすい話だと思いました。

 

当時を考えると、仕方ないのかもしれないですね。

 

 

感想ですが、弥太郎が人間的に成長していく過程は読んでいて楽しかったです。

 

最初のほうは頼りない雰囲気を放っていますが、中盤に入ると急に頼もしくなるから面白いですね。

 

 

その成長を支えたのが、三笠府という句合わせの遊びで徘徊に近い内容でした。

 

それが人生の転機になったらしく、俳諧の宗匠と出会うきっかけにもなりました。

 

 

そして一茶と言う俳号を名乗ることになるのですが、大きな成功を収めた弥太郎が少し羨ましかったです。

 

 

あと、中盤から後半にかけての部分は、勢いがあったせいか最後まで一気にページを進めることができました。

 

没頭しやすいと感じたので、連休がとれたら再び初めから読もうかなと考えています。

 

 

以上、藤沢周平さんが執筆した小説「一茶」のあらすじと感想を紹介しました。

 

後日公上映されるであろう映画の内容がこの通りだとは限りませんので、ご注意ください。

 

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