沈黙/遠藤周作のネタバレ・あらすじと感想(映画サイレンスの原作小説)

沈黙/遠藤周作のネタバレ・あらすじと感想(映画サイレンスの原作小説)

沈黙/遠藤周作のネタバレ・あらすじと感想(映画サイレンスの原作小説)

遠藤周作が書いた小説「沈黙」を原作とした、マーティン・スコセッシ監督のハリウッド映画「サイレンス」が公開される予定です。

 

 

アメリカでは、2016年内に公開される予定。

 

日本公開日は、2017年になると明かされています。

 

 

渡辺謙さんが出演する予定でしたが制作が難航し、スケジュールの都合で降板。

 

同じ役を浅野忠信さんが担当することになりました。

 

また、窪塚洋介さんも出演する予定です。

 

 

こちらの作品、どういったストーリーが繰り広げられるのでしょうか?

 

 

ここの記事には…

 

スコセッシ監督のハリウッド映画「サイレンス」の原作となった、遠藤周作の小説「沈黙」のあらすじが記載されています。

 

また、この作品を読んだ方から読書感想文をお寄せいただきました。

 

 

内容のネタバレになってしまう恐れがありますので、くれぐれも注意してお読みください。

 

※2016.12.23に追記しました。

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スコセッシ監督のハリウッド映画「沈黙(サイレンス)」。遠藤周作が執筆した原作小説のあらすじ・ネタバレ注意

 

2016年にアメリカで上映されることになった映画が、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙(サイレンス)」です。

 

(日本公開日は未定)

 

遠藤周作が書かれた小説が原作なのですが、どういう物語が展開されるのでしょう?

 

 

以下の部分には、あらすじや感想が書かれています。

 

ネタバレされるのが苦手な方は、ここから先に目を通すのは控えておきましょう。

 

 

「沈黙」は、遠藤周作によって書かれた歴史小説です。

 

 

物語の舞台は、江戸時代初期の九州。

 

 

主人公セバスチャン・ロドリゴは、イエズス会の若いポルトガル人宣教師で…

 

島原の乱鎮圧後、厳しいキリシタン禁制が敷かれている日本に密航しました。

 

 

その目的は…

 

キリスト教を布教することと、恩師であるイエズス会の高名な神学者が棄教したという噂の真偽を確かめることです。

 

 

同じ恩師の弟子であるもう一人の仲間と長崎に密航を果たすと、隠れキリシタンと出会います。

 

信者らが処刑される場面を見た弟子仲間は、信者らに駆け寄った時に命を奪われます。

 

 

ロドリゴは、神の助けがなかったその状況を目の当たりにするのです。

 

 

密航を手助けした日本人が密告し、主人公は長崎奉行所に捕らえられます。

 

密告者は、連行される主人公をむせび泣いて追いかけます。

 

 

ロドリゴは、奉行所で棄教した恩師クリストヴァン・フェレイラと再会します。

 

その後、彼を棄教させた長崎奉行とも会います。

 

 

長崎奉行は、かつてキリスト教の信者でした。

 

恩師は、ロドリゴに棄教を促します。

 

 

「自分が棄教しなければ、既に棄教している信者たちが拷問を受け続ける」ことを聞かされます。

 

恩師も、そうした状況に追い込まれて棄教していたのです。

 

 

ロドリゴは、「神が存在するなら、この状況を救ってくれるはずだ」と信じて祈りますが…

 

神は沈黙したままです。

 

 

長崎奉行は、棄教した信者らを拷問し続けながらも…

 

ロドリゴに対しては、温厚で丁寧な態度で接します。

 

 

「日本の信者はキリスト教を理解していない」「自分たちで独自に変容させて拝んでいるだけで、布教しようとしても無駄である」と語ります。

 

 

ロドリゴは、自分が拷問を受けて殉教することを覚悟していましたが…

 

長崎奉行は、殉教者を出すような方法はとりません。

 

宣教師を棄教させてその姿を信者らに示すことで、キリスト教への信仰をなくそうとします。

 

 

ロドリゴは、沈黙を続ける神に疑問を感じ…

 

拷問され続ける元信者たちを救うため、踏み絵を踏むことを決意します。

 

 

踏もうとしたとき、「踏むがよい」という神の声が聞こえます。

 

ロドリゴは、神が状況を変えてくれる存在ではなく一緒に苦しんでくれる存在であったことを知ります。

 

 

イエズス会の宣教師は、生涯独身であるべきでしたが…

 

棄教した主人公は妻帯者となり、寺に住み、袈裟を着ます。

 

 

周囲の子どもたちには「転びのポウロ」と呼ばれ、石を投げられます。

 

ロドリゴは、もはや「棄教したことがイエズス会にどう思われるか?」というようなことさえ超越した境地に達していました。

 

 

「自分が棄教していないことは、神が知っている」と信じているからなのです。

 

 

遠藤周作の小説「沈黙」の読書感想文

 

遠藤周作の「沈黙」を読んでの読書感想文です。

 

 

神様は本当にいるのか?

 

キリスト教を信じる私にとって、このテーマはとても重くのしかかりました。

 

 

日本におけるキリスト教史を簡単に説明すると…

 

「1549年にあの有名なイエズス会のフランシスコ・ザビエルが伝え、その後禁教令が出されて衰退した」といった流れです。

 

 

キリスト教の教えを説いてくれる人がいなくなったのに、私たちが今イエス・キリストを信じることができるのは…

 

その教えを守り残してくれた人々がいたからでした。

 

 

ですが、私はその人たちのことを全く知りませんでした。

 

 

幼い頃から教会に通い、暖かい人たちに囲まれて、いつの間にか信じていたキリスト教。

 

 

そんな私にとって…

 

遠藤周作の「沈黙」で描かれる名も知られていない不遇の時代の信者たちと、それを支えようとする宣教師たちの信仰は気が遠くなるようなものでした。

 

 

「苦しい時、悩めるとき、神様に祈れば助けて下さる」

 

そう信じて祈っているのに、隠れねばならず…

 

住む場所を追われ、命さえ奪われる。

 

 

そんな状況に置かれ、どんなに祈っても神様は助けてはくださらない。

 

 

同じ状況に置かれれば、私は早々に「神などいない」と諦めて生きやすい道を選ぶのではないか?

 

…という恐怖が、読むごとに増していきました。

 

 

神が私を捨てる…というよりは、私が神を捨ててしまうのではないか?という恐怖です。

 

 

戦い続けた宣教師ロドリゴが、自身の信仰心のために他の人々が拷問を受けていることを知ります。

 

初めて踏絵を踏む覚悟を決めますが、自ら神を捨てなければならないなんて…その苦悩は想像を絶します。

 

 

踏絵に刻まれた神から、また自分を裏切ったキチジローから神の本心を聞いたロドリゴ。

 

そんなの自分勝手な解釈じゃないか、と思う人もいるかもしれませんが…

 

「神は心の奥深くから語りかけてくるもの」と言います。

 

 

なぜこんなひどい状況まで語りかけてくれなかったの?という思いもありますが…

 

「弾圧から逃れようと踏絵を踏もうと、自身の心に信仰を秘めていれば神を捨てる事はないのだ」という、小さな安心を得られたのが救いでした。

 

 

以上、スコセッシ監督のハリウッド映画「沈黙(サイレンス)」原作小説のあらすじ・読書感想文をご紹介しました。

 

 

2016.12.23

 

ハリウッド映画「沈黙(サイレンス)」は、2017年1月21日に公開される予定です!

 

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