村上海賊の娘のネタバレ・あらすじと感想!

村上海賊の娘のネタバレ・あらすじと感想!

村上海賊の娘のネタバレ・あらすじと感想!

 

和田竜さんの書かれた歴史小説「村上海賊の娘」は、2014年本屋大賞を受賞しています。

 

 

1576年(天正4年)に起こった第一次木津川口の戦いを描いた作品で、村上水軍当主の娘・景が主人公の物語です。

 

この作品は、どのようなストーリー内容となっているのでしょう?

 

 

また、小説「村上海賊の娘」を読んだという人に感想を聞いてみることに。

 

 

あらすじの中身をネタバレされるとこれから読む楽しみが減ってしまう場合は、注意してお読みください。

スポンサーリンク

和田竜の小説「村上海賊の娘」のあらすじを紹介!ネタバレ注意!

 

2014年本屋大賞を受賞した歴史小説が、和田竜さんが執筆した「村上海賊の娘」です。

 

 

以下に記載されている内容は、この小説のあらすじや感想です。

 

ネタバレに対して苦手意識を持っている場合は、読むのを控えたほうがいいかも知れません。

 

 

「村上海賊の娘」は、和田竜さんの長編歴史小説です。

 

 

天正4年(1576年)からの、織田信長による大坂本願寺との7年越しの戦いを背景に、瀬戸内海の「海賊王」とも称される村上水軍・村上武吉の娘・景を中心に進んでいきます。

 

 

村上海賊は当時、毛利家にも従属せずに独立を保っていました。

 

そんな村上家の隆盛を築いたのは、当主・村上武吉でした。

 

 

その娘・景は二十歳の女盛りにして地元では醜女と揶揄され、しかも気の荒い悍婦として嫁の貰い手がありませんでした。

 

 

当時は、白いのっぺりとした顔豊かな頬に怜悧な切れ長の目が美女の基準とされていました。

 

背の高さが180センチ近くもあり、鼻が高く目も口も大きく、日本人離れした風貌をしていた景は異様だったのでしょう。

 

 

その頃、織田信長は西へその覇権を広げようと大坂本願寺を攻めます。

 

信長の兵に囲まれた一向宗の門徒たちは大坂本願寺に籠城し、餓し寸前となっていました。

 

 

大坂本願寺から兵糧の要請を受けた毛利家は、日の出の勢いの信長を表立って敵に回すこともできません。

 

どちらとも断交せずに、上杉謙信の動きを見てから決める事というどっちつかずの策戦をとることになります。

 

 

海賊働きにも自らすすんで加わろうとする景は、ある時荒くれ者どもにだまされて廻船に閉じ込められていた一向宗の信者たち・源爺一行を助けます。

 

彼らは大坂本願寺に出向き、兵士として戦うつもりでした。

 

 

彼らと共に大坂へ向かった景は、泉州の海賊・眞鍋七五三兵衛と出会います。

 

南蛮人をよく目にしていた泉州の海賊たちは、当時の日本人の美的センスから離れた景を「美しい」と評し、厚くもてなしてくれました。

 

 

気の好い、そして猛々しい泉州海賊と行動を共にするうち、景は戦をはじめて間近で見ることになります。

 

それまで戦に抱いていた幻想や理想は、戦の生々しい現実の前に消え去ってしまいます。

 

 

助けたいと思っていた源爺もしんでしまい、失意の中、景は能島に帰ります。

 

しかしその後、再び毛利方1000艘と織田方300艘がにらみ合う木津川口へ向かうことになります。

 

 

景は自覚のないまま兵船に姫を乗せて戦う必勝の秘策「鬼手」となり、戦いのど真ん中へと飛び込んでいってしまいます。

 

景のことを好ましいと言ってくれる七五三兵衛も敵となり、鉄砲の名手・雑賀党の鈴木孫一らと共に、景は満身創痍になりながら戦います。

 

 

すさまじい戦闘ののち、景はついに勝利を得るのでした。

 

 

小説「村上海賊の娘」を読んだ人の感想

 

戦国時代、400年以上も前の話です。

 

そんな時代に海賊が石山本願寺側について信長と戦ったというだけでも意外なのに、その海賊の先を切ったのが海賊の娘。

 

更にその娘が怪力で長身、その時代の評価では醜女だったというのはさらにさらに意外な切り口です。

 

 

小説といっても全くのフィクションではなく、いくつかの歴史書などを参照して書かれています。

 

 

そんな小説「村上海賊の娘」の、読書感想文をまとめてみました。

 

 

さて、この小説でクライマックスともいえる舞台は大阪です。

 

と言っても当然戦国時代の大阪は、今の大阪市と同じような街並みや風景であったわけではありません。

 

 

まだ今の大阪都市中心部の御堂筋あたりまではほとんど海で、後に大阪城が築かれる上町台地が中心になって、砂州(砂堆)から成り立っていたようです。

 

 

そして、石山本願寺の本拠地は現在の大阪城とほとんど同じところにあったと考えられています。

 

戦いのクライマックスの舞台となる出城があった木津川口(現在の浪速区、西成区のあたり)は河口に広がる島で、そこに本願寺派の雑兵が立てこもっていました。

 

 

攻める信長軍は鉄砲などの武器も携えた正規兵なのですが、守る石山本願寺派は中心となる信徒衆の農民です。

 

正規兵となる舞台は傭兵や応援部隊であり、戦力的には劣っていました。

 

 

そして信長軍に包囲され窮地に陥っているところに村上海賊の娘が先頭に立って、包囲軍のすきをついて兵糧を届けたというのですからすごいことです。

 

 

この時代はちょうど戦国時代が終わるころであり、各地で統治がバラバラだった時代です。

 

そんな中、瀬戸内海では通行権を握る海賊が最後のチャンスをかけて、信長と戦わないといけないという歴史的な背景があったと思います。

 

 

そうした混乱の時代の中であったからこそ、海賊が、更にその娘が歴史の転換点の舞台に出てきたとしても不思議ではない、

 

そう思わせるところに、歴史の中からロマンのあるフィクションを紡ぎだした和田さんの筆の力を感じます。

 

 

みなさんも、瀬戸内海の村上海賊が歴史の転換点で表舞台に出てきたのだと感心ながら一度読んでみてください。

 

 

以上、和田竜さんの小説「村上海賊の娘」のあらすじと感想をご紹介いたしました。

 

 

本屋大賞を受賞したことのある作品には、その後映画化・ドラマ化の原作として選ばれるケースが多く見られます。

 

売上や人気のあるこの小説ですから、その可能性は大いにあります。

 

忍びの国のネタバレ・あらすじと感想!原作小説が映画化

 

 

スポンサーリンク


 

このエントリーをはてなブックマークに追加   

 

関連記事

 

忍びの国のネタバレ・あらすじと感想!原作小説が映画化

 

のぼうの城のネタバレ・あらすじと感想!

 

村上海賊の娘のネタバレ・あらすじと感想!

 

羊と鋼の森のあらすじ・ネタバレ感想!

 

コンビニ人間のネタバレ・あらすじと感想!文庫本の発売日はいつ

 

海の見える理髪店の読書感想文・あらすじをネタバレ!

 

ホームレス中学生の読書感想文・あらすじをネタバレ!

 

陸王/池井戸潤のネタバレ・あらすじと感想!

 

押切もえの小説・永遠とは違う一日のネタバレ・あらすじと感想!評価は?

 

そして誰もいなくなったのあらすじ・ネタバレ感想!犯人は?

 

坊っちゃんの読書感想文とあらすじネタバレ(夏目漱石)

 

星の王子さまの読書感想文・あらすじのネタバレ

 

夏の庭の読書感想文とあらすじネタバレ

 

走れメロスの読書感想文とあらすじネタバレ

 

沈黙/遠藤周作(映画化)のネタバレ・あらすじと読書感想文

 

カフカ/変身の読書感想文・あらすじのネタバレ

 

太宰治/人間失格の読書感想文・あらすじのネタバレ

 

江戸川乱歩/少年探偵団のネタバレ・あらすじと感想!

注目トピック

ホーム RSS購読 サイトマップ