兎人参化の最強説を検証!月を破壊されて死亡した?(ドラゴンボール)
ドラゴンボール(無印)の初期に登場した敵キャラクター、兎人参化(読み方は、「トニンジンカ」)。
ウサギ団(といっても、たったの3人組)を結成し、孫悟空たちが通りがかった街で好き勝手をしていました。
彼が持つ「触れた相手を人参に変える」能力が、実は最強なのでは?という説があるのですが…
これって、本当なのでしょうか?
この記事では、兎人参化に関する情報を載せています。
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兎人参化(トニンジンカ)の最強説がある理由は?
初期の孫悟空にすら簡単にやられてしまうほど、戦闘力は皆無と思われる兎人参化(読み方:トニンジンカ)。
なのに、なぜ最強説が存在するのか?
やはり、それは彼が持っている「触れた相手を人参に変える」能力が原因でしょう。
本編には出ていませんが、関連書籍によれば技名は「人参化」。
純粋なパワーを競っているキャラが多くを占める中、能力バトル漫画のような特殊な力を持っています。
何しろ、「1回触るだけで終了」というのが強すぎな気が。
ドラゴンボールの連載初期に出てくるような強さとは思えませんが、そもそもバトル漫画ですらなかった時期。
戦闘力という概念すらなく、強さの基準も曖昧でしたからね。
一方で、「遠距離から気弾飛ばされたら、終わりでしょ?」といった意見があるのも確か。
兎人参化本人に戦闘力はほぼ無いとみえ、触らなければ問題なく勝てるでしょう。
能力バトル的な戦い方に、Z戦士は対応できるのか?
とはいえ、それは「兎人参化の能力をあらかじめ知っている」前提の話でしょう。
知らなければ、気の小ささを感じたZ戦士が「弱いから無害」と油断する可能性のほうが高いです。
なので、案外あっさりハメられてしまうのでは?という考察もできます。
兎人参化から、多少邪悪な気を感じたところで…
怪我をさせられる心配が無いのだから、警戒する必要も無い。
これが、バトル漫画的な人物のしそうな行動です。
一方、能力バトル漫画に出てくる敵の戦い方といえば…
「自分の正体や能力を主人公に知られる前に、罠にはめて倒す」のが基本。
兎人参化でいえば、のそのそ歩いてきて「握手しましょう」と言い手を触ろうとするあの行為でしょうか。
人の良い孫悟空・孫悟飯・孫悟天あたりは、警戒せずに握手してしまう気がします。
挨拶や試合前の握手くらいにしか受け取らなそう。
実際孫悟空は、初対面で正体不明のシン選手(界王神)の握手を受けていましたし。
敵か味方かわからないような演出のせいか、ちょっと怪しい表情してたのにね!
クリリン・ヤムチャ・チャオズは、違和感は覚えるでしょうが…
警戒しつつも、拒否するのは無礼と思って一応してしまうかもしれません。
一方で絶対しないタイプといえば、ピッコロ・ベジータ・18号でしょうか。
ピッコロは不自然さを感じて怪しむかもしれませんし、悟飯が握手に応じようとしたら止めるかも…
ベジータや18号は、そもそも握手自体拒否しそう。
天津飯は…どっちだろう。
敵側のキャラはほぼ拒否しそうですが、余裕のある大物キャラは敢えて握手に応じそうな気もします。
組織のトップに位置するフリーザあたりは、第1形態の時のような敬語で慇懃無礼に。
ネットには、「初対面の相手だろうが、いきなりかめはめ波撃てばいいじゃん」的な考え方も見かけますが…
これって、どうなんですかね?
子供時代の孫悟空ですら、そんな事をしない理性はありました。
初対面の相手に向かって、いきなり石や凶器を投げつける人が当たり前にいるような主張。
そんなのいたら、相当ヤバイ人でしょ…
警察呼んでください。
仮にZ戦士自身は大丈夫でも、先に無力な仲間を人参にさせられるパターンも怖いです。
本編でも、人参に変えられたブルマを人質に取られていましたし。
ブルマを始めとしたドラゴンボールのヒロインは、気が強い人が多いので…
手を触ろうとしないか、手を跳ね除けるパターンにどちらかでしょう。
人質を前にしても、Z戦士のスピードのほうが速いかもしれませんが…
それでも彼らは、決して手を出さないでしょう。
人参にされても戦える?魔人ブウの能力を思い出してみた
兎人参化が驚異的な能力を持っているにもかかわらず、強くないと評する人が挙げる理由として…
「人参にされても、反撃されるのでは?」といったものがあります。
兎人参化と似た能力を持つ者に、魔人ブウがいます。
「チョコになっちゃえ!」とか「アメ玉になっちゃえ!」と言いつつ、頭の触覚?からビームを発射。
相手をお菓子に変えて食べてしまうという、恐ろしい能力。
相手の強さに限らず効果を発揮。
ダーブラをチョコに、ベジットをアメ玉に変えていました。
ただ、この能力には大きな弱点がありました。
見た目がお菓子になっても喋れるし動けるし、強さにも変化がないこと。
この欠点は、魔人ブウとベジットの戦いにおいて発覚しています。
力を失わないまま体が小さくなった「世界一強いアメ玉」として、むしろブウにとって厄介な相手になってしまいました。
チョコにされたダーブラの場合は、直立不動で硬直していた気もしますが…
まあ、いいでしょう。
兎人参化の場合も、このパターンに陥ってしまうのでしょうか…?
「世界一強い人参」にはならない?魔人ブウの能力との違い
仮に兎人参化がベジットを人参に変えさせても「世界一強い人参」となって暴れまわり、兎人参化に反撃するのでしょうか?
本編ではブルマが人参にされていましたが、その間何をしていたか?というと…
意識が無かったのか、そもそも自分が人参にされていたことすら知りませんでした。
なので、魔人ブウのケースとは違う気もします。
それこそ本物の人参にされてしまい、人間としての意識は無かった?
兎人参化自身に解除させる必要があり(手をぱんぱんと叩く)、動けずに人参のまま…
彼が生きていなければ、戻ることは不可能。
そう考えると、「能力の正体が知られていない」条件つきではあるものの…
兎人参化最強説も、全くの絵空事ではないのかもしれません。
兎人参化は、亀仙人に月を破壊されて死亡したのか?
孫悟空によって、ウサギ団員共々月へと連れて行かれた兎人参化。
しかし、その後開かれた第21回天下一武道会の決勝戦では…
亀仙人扮するジャッキーチュンが、かめはめ波で月を破壊したのです。
月を見て大猿化した孫悟空を、元の姿に戻すのが目的だったのですが。
その際、兎人参化たちが宇宙空間に放たれて死亡した…という考察もされているようです。
実は、関連書籍には後日談が明かされていました。
それには、「宇宙空間を漂い続けている」という、何ともざっくりとした答えが。
似たような質問をぶつけられて面倒がり、適当に後付けで作った設定のようにも受け取れます。
1987年ころに発売された本に書かれた内容ですので、ナメック星の存在すら無かったころ。
ウサギ団員は明らかに普通の人間な気がしますが、フリーザ並に宇宙空間でも生き残れる能力があったのでしょうか?
どうやって杵・臼・餅を月に持ち込んだのか?とか、どうやって生活しているのか?
兎人参化やウサギ団に関するツッコミどころを挙げたら、キリがありません。
月にも酸素が無いのでは?という疑問については…
ウサギちゃんは住んでいたので、ドラゴンボール世界の月には酸素があるのでしょう。
もっとも…
バトル漫画ではなくギャグ漫画だった当時の設定に対してツッコミや茶々を入れること自体、無粋な行為なのかもしれませんが。
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