イルーゾォの悲惨な最期…最強説があるのはなぜ?強い理由を考察
ジョジョの奇妙な冒険5部において、ポンペイの遺跡でジョルノ達を襲撃したのが、暗さつチームの一員・イルーゾォです。
ちなみにイルーゾォの意味は、イタリア語で「幻影」とのこと。
(英語の「illusion」)
彼が使うスタンドは、鏡の中の世界に対象を引き込む「マンインザミラー」。
鏡の世界云々は、3部当時に花京院が勝手に言っていただけのことだから…
いい加減許してやってくれませんかね?
彼はスタンド博士じゃないですし。
ネットには、この能力が最強だとの意見もあるのですが…
本当なのでしょうか?
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最強クラスだとの評価もある、イルーゾォのスタンド「マンインザミラー」が強い理由を考察!
イルーゾォが操るスタンド「マンインザミラー」が、最強。
そんな意見もある、この能力とは…
「鏡の中の世界」を生み出し、鏡を通して自由に出入り出来る…というもの。
さらに、許可をした者のみを鏡の中世界へ引きずり込むことが出来るのです。
これだけ聞くとと、どこが最強なのかピンとこないのですが…
引きずり込みたい者を自分の意思で決められる「許可」の部分が、かなり強いと言えます。
相手がスタンド使いの場合、本体だけを許可して鏡の中の世界へと入れれば…
そこでは、スタンドを発動できる者はイルーゾォただ一人。
一方的に、相手を滅多打ちにすることが可能となるのです。
大抵のスタンド使いは、マンインザミラーによって無力化されるでしょう。
それが、この能力が最強であるという評価が存在する理由だと思います。
近接パワー型(スタープラチナやクレイジーダイヤモンドなど)は、言うまでもなく。
スタンド使い自身が身に付けるタイプのスタンド(ホワイトアルバムやオアシスなど)も、引きはがせる可能性が高いです。
しかも、相手の身体の半分だけを引きずり込むといった器用な使い方も可能。
鏡に固定されてしまった相手は動けず、一方的に攻撃できる状況にさせることが出来ます。
イルーゾォが、パープルヘイズのウイルスに感染した部分を許可しないことによって、自分の体から分離させた場面がありました。
その事から…
敵に取り付くタイプのスタンド能力(ザ・ロックやチープトリックなど)も、分離させられると思われます。
本体と一体化しているスタンドの場合は、どうなるのかイメージしにくいですが。
(アクトンベビーやラブデラックスなど)
もっとも、相性の悪い相手も存在します。
生身の状態でも強い相手には、スタンドだけを置き去りにしても敵わないでしょう。
マンインザミラーも人型のスタンドなので、一応パンチで攻撃できるのですが。
破壊力がCと、平均並。
再生能力を持つ吸血鬼を倒す程の力は、持ち合わせていないでしょう。
あくまでも、「自分だけがスタンドを持ち、無抵抗状態の相手を一方的に殴れる」状態にできるだけなので。
たとえ、イルーゾォだけがスタンド攻撃できる状況に追い込んだとしても…
吸血鬼DIOの怪力や空裂眼刺驚(スペースリパースティンギーアイズ)によって、返り討ちに遭う可能性が高いです。
イルーゾォの悲惨な最期…強いのになぜ負けたのか?死因を考察
イルーゾォがどのようにして敗北したのか、思い出してみましょう。
アバッキオが片腕を犠牲にし、鍵をジョルノへ渡すことに成功します。
イルーゾォはそんなジョルノを逃さないため、鏡の中に引きずり込みます。
しかしジョルノは、自らパープルヘイズのウイルスに感染していました。
彼にウイルスを移された、イルーゾォ。
感染された腕だけを許可せず、自分だけ鏡の外の世界へ脱出することに成功。
そこにいたのは、フーゴのパープルヘイズでした。
殴りつけてきた拳をマンインザミラーでガードするものの、拳についていたウイルス入りのカプセルが割れます。
またたく間に全身にウイルスが感染したイルーゾォは、追い打ちのパンチを喰らい…
全身が溶かされながら絶命するという、悲惨な最後を遂げるのでした。
相手のスタンドを無力化するほどの強い能力を持つ、イルーゾォのマンインザミラー。
にもかかわらず、なぜ悲惨な最期を遂げてしまったのか?
そもそも3人を一人で相手にし、少なくとも二人を追い込んだ事自体…
マンインザミラーのスタンドが強力であることの証明ではあるのですが。
その能力に全振りした能力なのか、破壊力Cなのが欠点ですね。
たとえ一方的に相手を攻撃できても、拳の威力が人間並だとすれば…
相手の命まで奪うには、時間がかかり過ぎるのでしょう。
近距離パワー型なら、パンチ一発でドバァーで終わりなのでしょうが。
一人の人間を暗さつするには、抜群の効果を発揮するのだとは思いますが…
多人数相手には、不向きなスタンドなのかもしれません。
にもかかわらず、鍵だけでなく3人の命をいっぺんに奪おうとした。
「欲張りすぎた」「自分の能力に慢心した」のが敗因でしょうか。
ジョルノを他の仲間に任せておけば、アバッキオの言う通り自分とフーゴはころせたはず。
もっとも、鍵を受け取った後のジョルノの行動は、さすがに予想できなかったのでしょうが…
自らウイルスに感染し、自分に移させるなんて。
誰しも、鍵を持ってその場から逃走すると考えるのが普通ですし。
その後の「蛇からワクチンを抽出する」「蛇の血を、指で体内に注入する」「即効果を発揮」
といった、昔のバトル漫画ならではの強引な流れがなんとも…
こういうの嫌いじゃないですけどね。
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