最終兵器彼女の原作漫画・最後の宇宙船が意味不明!考察に値するのか?

最終兵器彼女の原作漫画・最後の宇宙船が意味不明!考察に値するのか?

 

雑誌「ビッグコミックスピリッツ」で1999年から2001年まで高橋しんが連載していた漫画が、「最終兵器彼女(サイカノ)」です。

 

 

アニメ化や実写映画化といったメディアミックス展開も複数されていた作品でした。

 

 

主人公とヒロインがラブコメを繰り広げる一方で、ヒロインが兵器に変形し日本の侵略を狙う正体不明の敵と戦う…という、独特の世界観が注目を集めました。

 

 

さかんにメディアミックス化された作品は、その盛り上がり方に対して実は結末を知らない人が多かったりします。

 

興味が持続しないことが原因で、最終回まで欠かさず読む人は意外と多くないのですが…

 

 

この記事では、そんな「最終兵器彼女(サイカノ)」最終回の内容を読むことができます。

 

 

そしてどうやら、謎の多い設定や意味不明な終わりについて考察している人がいるのですが…

 

作者自身が、それに対して答えを書いていたのです。

 

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漫画「最終兵器彼女(サイカノ)」最終回・あらすじの内容をネタバレ!


 

漫画「最終兵器彼女」の最終巻は、主人公シュウジがヒロインちせが、生まれ故郷の高台で壮絶な別れからの再会を経て、深く愛し合い語り合うことから始まります。

 

 

語り合う中で様々な出来事で疲れ切り、ちせの元で安心して寝ているシュウジ。

 

彼の耳元で、自分の過去のことから現在までのこと、そしてこれから数時間後に起きる出来事を語りかけます。

 

 

そしてシュウジが目覚めた時には、ちせはいませんでした。

 

 

ちせはシュウジと付き合うきっかけをくれた大切な友人の墓参りの後に軍事基地に戻り、上官命令として全ての隊員を親しい者たちの元へ帰るように指示します。

 

 

そして目覚めたシュウジは高台から帰ろうとしたその矢先に、突然これまでにない規模の大地震が起きます。

 

それが、ちせの言っていた「これから数時間後に起きること」でした。

 

 

この大地震が地球の自転が止まり、地球という生命そのものが終わるタイムリミットが近づいていることの知らせなのです。

 

 

それをちせから知らされていたシュウジは、自身の大切な人である両親のもとへと駆け出します。

 

家に着くと家は崩壊しており、瓦礫を掻き分けながら内部に入ります。

 

 

その家の台所で両親が抱き合って無事なのを確認し安堵するのですが…

 

その後両親の安全を確認したらその場所にいるのではなく両親に行かなければならない場所があると伝え、走りだします。

 

 

それはシュウジが両親の前で子供から大人になったことの証であり、両親も大事だが両親よりもさらに大事な人との約束を守ることを優先したのです。

 

それを見た両親は大人になった息子の姿に安堵し、送りだします。

 

 

高台についたシュウジ。

 

その場所で最終兵器の完全体となって人類と戦うちせを見て生きたい、という彼の願いとは裏腹に戦争は激化してゆきます。

 

 

流れ弾がシュウジに当る瞬間、ちせが一部を切り離し守るのですが、シュウジは意識が切れます。

 

 

そして意識を取り戻した時に見た光景は、自分のエゴでちせを蘇らせたことで自分の周りと関係ない世界中の人々が血を流し横たわっている光景だったのです。

 

 

それを見たシュウジは自身が行ったことを悔い懺悔するのですが、それは夢でした。

 

目覚めた時には辺り一面白い空間で、目の前にある宇宙船のような構造物の中に入るのです。

 

 

その宇宙船のような構造物は兵器となっていたちせの残りであり、そのなかでちせの残量思念と語り合います。

 

その中で思いが深くなったとき奇跡が起きてちせが体を取り戻し、シュウジの前に現れます。

 

 

そしてシュウジはちせと共に宇宙船に乗って地球から脱し、永久の旅に出ます。

 

これが、漫画「最終兵器彼女」7巻ラブ・ソング(Last episode)の結末になります。

 

 

以上、高橋しんさんの漫画「最終兵器彼女(サイカノ)」最終回のあらすじ内容を掲載いたしました。

 

漫画「最終兵器彼女(サイカノ)」のラストを考察する意味はあるのか?

 

漫画「最終兵器彼女(サイカノ)」の作品自体の背景や設定に関する謎について、考察しているファンも。

 

「敢えて読者に考察させるために、ぼやかした」という、極めて出版社にとって都合のいい(商売的に)意見も見かけますが…

 

 

はたして、本当に考察する意味はあるのでしょうか?

 

それに対する答えは、最終巻にありました。

 

 

最終巻のあとがきで、作者はこう書いていたのです。

 

 

電車の中吊り広告の中で、二つの別々の単語がたまたま目についたと。

 

それが、「最終兵器」と「彼女」でした。

 

 

さらに、電車を降りる前に「地球が終わるまでの間に、恋をする」というストーリーが全部出来たとも。

 

 

シュウジとちせの恋だけが全てで、リアリティは追求していないと作者自身が述べています。

 

したところで、所詮作家一人が頭で考えた嘘に過ぎないのだから、と。

 

 

敵軍がどこの国の兵なのか?とか。

 

アメリカ?それともフランス?とか。

 

なぜちせが最終兵器に選ばれたのか?とか。

 

そもそも、何のために起こった戦争なのか?とか。

 

 

いかにも伏線のようなものをばら撒いた後、結局それらの疑問を抱いた読者を置いてけぼりにしたまま…

 

最終回でさらに謎のシーンを増やして、物語は終わります。

 

 

作者自身が、細かい設定の作り込みを全否定しているわけです。

 

 

「伏線のようなものをたくさん生み出し、それらに触れず終わらせる」という作品は、当時いくつか目にしました。

 

 

代表的な作品が、新世紀エヴァンゲリオンでした。

 

意味不明な演出の数々を「謎」と捉えた熱心なファンが、勝手にあれやこれやと考察を巡らしたのです。

 

 

映画版まで公開されたにもかかわらず…

 

実際は大した中身があったわけではなく、ただ単に監督が「そういうもの」を作りたかっただけだった…というオチでした。

 

 

一方で、商業的には大成功。

 

完全に、商売人の思う壺だったわけです。

 

 

最終兵器彼女に、話を戻しますが…

 

この作品って、スピリッツで連載されていたんですよね、

 

 

ヤング系の週刊漫画って、読者層に合わせて昔から「インパクトの強さ」「暴力」「性描写」みたいなものが多いです。

 

 

次週を読ませるために、とにかく読者の目を引くのが大事。

 

作品として残す意思はそもそも無く、その時売れれば問題ない。

 

 

アニメ化・実写映画化までメディアミックスが進めば、十分利益は回収終了なわけです。

 

 

もちろん、こういった作品を全否定しているわけではありません。

 

 

キーワードの組み合わせによって新しい価値観・世界・インパクトを世の中に与える事自体は、意義のあることだとは思います。

 

 

ただ、未来まで語り継がれる作品かどうかは別の話というだけで。

 

 

近年はネットの普及もあり、設定やストーリーの矛盾に敏感な読者層が元気な時代と言えますが…

 

上記のような理由もあり、この作品の考察は無駄な気がします。

 

 

「こういう作品もあったなあ」程度に、思い出として忘れるのがちょうどいいのかもしれません。

 

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