イグアナの娘/原作漫画のあらすじは?結末をネタバレ!

イグアナの娘/原作漫画のあらすじは?結末をネタバレ!

 

プチフラワーに掲載されていた漫画が、萩尾望都さんの「イグアナの娘」です。

 

この作品は短編となっており、同名の短編集に収録されています。

 

 

ここには、ドラマ化もされた原作漫画「イグアナの娘」のあらすじと結末が記載されています。

 

これから読もうと思っている場合は、ネタバレになってしまいますのでご注意を。

 

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原作漫画「イグアナの娘」のあらすじと結末をご紹介。ネタバレには注意

 

萩尾望都さんの漫画「イグアナの娘」は、1菅野美穂さん主演・岡田惠和さん脚本でドラマ化もされていました。

 

 

作品タイトルや設定のインパクトがかなり強い作品ですが、どういう内容のストーリーだったのでしょうか?

 

本作は短編なので、最終回は存在しないわけですが…

 

 

この記事には、萩尾望都さんが執筆した漫画「イグアナの娘」のあらすじが載せられいます。

 

ネタバレされることが嫌いな場合は、読まずにおいたほうがよいでしょう。

 

 

イグアナの娘のあらすじは、以下のようになっています。

 

 

とある産婦人科で、ゆりこが娘・リカを生みます。

 

赤ちゃんの顔を見た彼女は、悲鳴を上げてしまいます。

 

 

そこには、服を着たトカゲ(イグアナ)の子供の姿。

 

 

しかし、どうやらそう見えているのは自分だけらしい。

 

看護師も夫も、普通に可愛いと笑顔で接していました。

 

 

全身トカゲの姿にしか見えない、自分の娘。

 

彼女のことを愛せないまま、二人目の娘・マミが生まれます。

 

 

マミは普通に人間の可愛い赤ちゃんに見えるせいか、ゆりこは二人目の娘の方を溺愛します。

 

 

一方でリカのことを「トカゲ」と呼び、冷たくあしらっているのを見て育ったマミ。

 

それを見たマミは、母親の振る舞いのマネをし始めてしまいます。

 

 

写真に映ったリカは、ゆりこの目を通しても人間の姿。

 

この美少女が、ゆりこ以外の人間から見たリカなのです。

 

 

ですがゆりこの肉眼で見た時のリカは、「まるでガラパゴスのイグアナ」。

 

 

母親からは、何かと妹・マミと比べられるリカ。

 

同じ事をしても、褒められるのは妹のマミだけでした。

 

 

そんな中…

 

幼馴染の男の子・のぼるが、リカの運動神経の良さを見出します。

 

さらに家庭訪問では、担任の先生にIQの高さを指摘されます。

 

 

普段リカを出来の悪いブスな子だと思い込んでいた、母親・ゆりこや妹・マミ。

 

しかし世間では、何でも出来る美少女。

 

 

まるで逆の評価がされていることを、思い知らされるのでした。

 

 

リカは、高校へ進学。

 

 

クールな美人へと成長し、相変わらず世間の彼女に対する評価は高いです。

 

 

男子生徒からは、ラブレターを渡されます。

 

女子生徒からは、彼氏を作らないのか不思議に思われます。

 

 

リカは「自分はブスだから」と返すと、むしろそれが嫌味と取られてしまうほど。

 

 

そんな周りの評価を目の当たりにした妹・マミ。

 

姉・リカへの評価を改めはじめ、その後は味方になります。

 

 

リカは、大学へと進学。

 

 

個性豊かな周りの人を観察するうち…

 

羊など色々なタイプの動物に例えられ、見えることに気づきます。

 

 

そんな中、体格の大きい牛のような男性・牛山一彦と出会います。

 

 

仲を深めた二人は、大学卒業後に結婚。

 

幸せな新婚生活を送り、子供を出産。

 

 

生まれた子供の顔はイグアナには見えず、普通の可愛い赤ちゃんであることに気づきます。

 

それが却って、子供に対して愛情を抱けない原因となってしまうのでした。

 

 

ある日の早朝、電話が鳴ります。

 

 

電話に出ると、相手は妹・マミでした。

 

母・ゆりこが急性心不全で亡くなったことを、泣きながら説明します。

 

 

急いで帰郷するリカですが、悲しみが湧かないことにショックを受けます。

 

やはり自分は、冷血動物のイグアナなのだと…

 

 

実家に戻ると、和室には母が帰らぬ人になり眠っていました。

 

彼女の顔を見たリカは、驚きのあまり大声で叫びます。

 

 

眠りについた母の顔が、自分と同じイグアナに見えたからでした。

 

 

リカは、母の遺影の前で座りながら夢を見ていました。

 

 

場所は、ガラパゴス諸島。

 

人間の王子様に恋をしたイグアナ姫が、魔法使いのおばあさんを尋ねます。

 

 

自分も人間にして欲しいとお願いしますが、それに対し魔法使いは条件を伝えました。

 

王子様にイグアナであることを気づかれたら、自分の元を去ってゆく…と。

 

 

正体がイグアナであることを知られたくなかった、母。

 

しかしイグアナの顔に見せた自分が生まれてしまい、愛してくれなかった。

 

我が子を愛せないことに、苦しんだ母。

 

 

夢の中の出来事だとはわかっていたリカでしたが…

 

自分の中で何かが浄化されたのだと、納得したのです。

 


イグアナの娘 (小学館文庫)

 

原作漫画「イグアナの娘」を読んだ人の感想

 

漫画「イグアナの娘」を始めて読んだのは、小学生の頃に菅野美穂のドラマ版を見てから、実に20年後でした。

 

 

ある時、私もイグアナの娘なのではないかと、そう思ったのです。

 

 

最初にドラマで見た時の感想は、なんて可哀想な菅野美穂。

 

お母さんに愛されなさすぎて、あまりにも不憫。

 

 

主人公のりかは人間の目にはとっても美人。

 

でもお母さんには醜いイグアナで、とても愛せっこない。

 

 

それから20年後、私もりかと同じような境遇だったことが判明しました。

 

発達障害です。

 

 

母の目には、母そっくりな妹と私が、まったく違うように見えていました。

 

実際、姉妹でなぜこうも違うのかと、どこぞのカウンセラーに相談などもしていたようです。

 

 

子供のころから、母は私をどう愛したらいいのかで、とても苦悩していました。

 

 

そんななか私は漫画喫茶でふと、萩尾望都のコーナーで「イグアナの娘」を手に取りました。

 

 

うわあ、懐かしい。と、何の気なしに読んでいるうちに、「普通に見える妹」と「発達障害である私」と「愛せるほうと愛せないほうで苦悩する母」がまざまざと思い返されました。

 

 

特に「ママはわたしがイグアナだから嫌いなんだ」というりかのセリフ。

 

これには強烈なデジャブを感じました。

 

 

私が妹と同じように、定型発達で同じ価値観や心情を理解しあえていたら、愛されたのだろうか。

 

何度も何度も考えた自分とりかが、全く同じに思えたのです。

 

 

イグアナのりかは、自分がイグアナであることを受け入れて、サバサバと逞しく、ちゃんと自分の幸せを見つけました。

 

同じなんですね。

 

 

私も自分が障害者であることを受け入れよう、そこから幸せを見つけよう。

 

他人に愛されることを望む前に、ありのままの自分を自分で愛することが大切なんだと思いました。

 

 

りかはのちに、見た目はそんなにハンサムではないけれど、とっても心のおおらかな優しいパートナーを見つけていきます。

 

そのくだりが本編で一番好きですね。

 

 

いつか自分もそうしたパートナーを得て、子供ができたとしても大丈夫。

 

イグアナでもトカゲでも、愛せる自信と勇気を、この漫画から教えてもらいましたから。

 

 

以上、萩尾望都さんが描かれた漫画「イグアナの娘」のあらすじと感想を掲載しました。

 

 

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