ご放念下さいとは?意味と使い方を説明!
普段聞き慣れない言葉に「ご放念下さい」というものがあります。
日常会話ではまず使われませんし、ビジネスシーンにおいても、必ずしも全員が使っているわけではありません。
では、こちらのご放念下さいとは一体どういう意味なのでしょうか?
当記事では、この言葉をどのような状況や場面で使うのかを説明しています。
意味を知りたい時や自分でも使ってみようと思った場合、参考にしてみてはいかがでしょうか?
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ご放念下さいとは?意味や使い方は?
「ご放念下さい」という言葉は、普段の生活ではあまり遭遇する言葉ではないかもしれませんし、実際日常生活の中ではは滅多に耳にする言葉ではありません。
しかし、ビジネスの場では時折り使われる、考えようによっては誰も傷つけることのないとても有益な言葉です。
放念の元々の意味は、「念を放つ」ということで、思いを放つということから「心にかけない」「気にしないでください」という意味となります。
ビジネスの場では、例えば顧客がある問い合わせをしたとして、担当者がそれに対して一生懸命調べて回答しようとします。
しかしながら何らかの事情が変わって、もうそのことに対する回答が必要ではなくなった時…
先方は担当者が時間を費やして走り回ってくれたことを知っているだけに「事情が変わったのでもう結構です。」とはなかなか言い出しにくいものです。
そんな時「いろいろお気遣いいただきましたが、事情が変わりましたので、この件についてはご放念下さい。」という丁寧でやんわりとした言い方をすれば…
言われた方は「もうこのことに関しては気にしなくていいのだな」ということを理解することができます。
また、お中元やお歳暮などの相手の過度に気遣いに、段々気が重くなって断りたくなることもあるでしょう。
そんな時にもこの「ご放念下さい」という言葉を使うことによって、相手の過度の親切や心遣いをオブラートに包んで断ることができます。
言われた方も「もうこれ以上、気遣いしなくていいのだな。」ということがわかる、暗黙の了解という意味を持つ言葉です。
はっきりと相手に自分の意図を伝えるということは、とても大切なことではあります。
しかし「ご放念下さい」のように、相手にストレートに断るのではなく丁寧にやんわりとお断りするということも、社会人にとっては必要なことです。
後々の両者の関係を気まずいものとしないためにも、「ご放念下さい」という言葉とその意味は、社会人として是非覚えておきたいことのひとつです。
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