順次・随時・逐次とは?意味の違いと使い方を説明!
「順次」「随時」「逐次」。
上記3つの言葉の意味には、どのような違いがあるのでしょう?
順次・随時は普段比較的目にする機会が多く、使われている漢字からも意味を想像しやすいですが…
逐次に関しては、いまいちピンとこない方もいるのではないでしょうか?
それぞれ、どんな状況・場面で使うのか?
使い方や意味の違いを、この記事では説明しています。
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「順次」「随時」「逐次」の意味は?違いと使い方を説明!
「順次」「随時」「逐次」。
それぞれの言葉の意味は一見似ているようですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
どの言葉も、自分の目の前に来た問題に対してこなしていくという意味合いで使われますが、わずかな違いを理解して使い分けをしたいものです。
まず「順次」とは、「順序を追って物事を行う様子」という意味があります。
これにもっとも近い意味を持つ言葉は「逐次」ですが、それは最後に説明します。
順序を追うということは、分かりやすく言えば「順序に関係なく、目の前にあるものから順番に処理していく」ということです。
例文としては、「到着した人から、順次面接を行います。」
この言葉には、自分のところに来た人から順番に行います、という意味が含まれています。
「作文を仕上げた人から、順次帰宅してよろしい。」
ここでは、作文を仕上げた人から順番に帰ってよい、という意味で使われています。
次に「随時」とは、「適した時間に物事を行う様子、または日時に関係なくいつでも物事を行う様子」という意味があります。
随時に関しては他の二つとは違って、はっきりと意味の違いがありますので、理解しやすい言葉です。
大きな違いとしては、順序よく行うという意味が含まれていません。
例文としては、「随時面接を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。」
ここでは日時に関係なく面接を受け付けていますので、いつでも連絡をください、という意味が込められています。
「この企画に関してのアイデアを、随時受け付けております。」
この言葉の中には、企画のアイデアが浮かんだ時には、いつでも提案してください、という意味が込められています。
最後に「逐次」ですが、先の二つに比べると使用頻度は少ない言葉かと思います。
しかし、書類や掲示物などの文章として目にすることもありますので、微妙な違いを理解しておきたいものです。
この言葉の意味は順次とほぼ同じですが、「逐」という言葉には「前のものを取りこぼしのないように拾う」という意味合いが込められていますので、順番が重要視されます。
例文としては、「逐次面接を行います。」
この言葉には、あらかじめ決められた日時の順番通りに面接を行います、という意味が含まれています。
「合否の結果は逐次発表します。」
この言葉には、合格者と不合格者を分けて発表するのではなく、番号順に発表します、という意味が込められています。
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