メントスコーラ(メントスガイザー)の原理・仕組みを説明!やり方はカンタン
一時期ネットやテレビなど各メディアで話題に上った不思議な現象が、「メントスコーラ」です。
動画配信者やテレビ番組がこぞって取り上げ、見た目のインパクトも相まって人気を集めました。
それでは、いったいどういう原理でメントスコーラは発生するのでしょうか。
この記事では「メントスコーラ」の仕組みや原理をご説明していますので、ぜひご覧になってみてください。
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メントスコーラ(メントスガイザー)の仕組みや原理とは?やり方は
コーラにメントスを入れると、噴水のように勢いよく泡が噴き出します。
メントスコーラと呼ばれるこの現象は、実際に試したことがなくても、インターネットの動画やテレビ番組の映像で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
夏休み自由研究のテーマに選ぶ人もおり、すっかりポピュラーな存在となっているようです。
「メントスガイザー」が本来の呼び方なのですが、こちらの名前ではあまり広まっていませんね。
やり方は本当に簡単で…
「コーラ(瓶のものがおすすめ)にメントスを入れる」これだけ。
それだけで、泡状となったコーラが勢いよく真上に飛び出すのです。
この現象は海外でもよく知られており、メントスガイザーと呼ばれています。
ガイザーとは間欠泉のことです。
でも…
この不思議な現象が起こる仕組みや原理について知っている人はほとんどいないと思われます。
ほとんどの人は、「あー、面白かった」と感じるだけでその後興味を失っているでしょうから。
この記事を見てくれた、数少ない方は…
なぜメントスコーラ(メントスガイザー)のような現象が起こるのか?など…
ひとつの出来事について、もっと深く知りたいと思っている方ではないでしょうか。
実は、メントスとコーラ以外にも、炭酸水とラムネで同じような現象は発生します。
コーラをはじめとする炭酸水の中には、二酸化炭素でできた細かい泡がたくさん存在しています。
二酸化炭素は結びついて新しい泡を作り出したいのですが、水分子が結びつきあっている中に閉じ込められているので、新しい泡を作ることができません。
その中にメントスを落とすと、まずメントスに含まれているゼラチンやアラビアガムが溶け出します。
これらの成分は、界面活性剤となって水分子同士の結びつきを弱めます。
また、メントスの表面には、目には見えない無数の穴が空いています。
この穴は、二酸化炭素が新しい泡を作るために絶好の場所となります。
こうして、メントスに触れたコーラは次々と新しい泡を生み出していき、メントスが底に沈む頃にはたくさんの二酸化炭素の泡ができています。
そのため容器の中の圧力が突然増加し、耐えきれなくなって外に勢いよく噴き出していくという仕組みです。
メントスを食べた後にコーラを飲むと危険、と言われていますが、容器から出して飲み込んだ時点で水分子が動かされ、コーラの炭酸はある程度抜けてしまいます。
また、メントスを噛んで食べると唾液などで表面の細かい穴も失われてしまいます。
そのため、胃が破裂してしぬ、というのは都市伝説であるとされています。
全く胃に負担がないとは言い切れませんので、出来る限り試さないのが無難ですが…
また、メントスコーラ(メントスガイザー)がもっとも発生しやすいのはダイエットコーラであると言われています。
ですが、なぜダイエットコーラなのかということについては、まだ科学的に解明されていません。
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