ヴォルデモートの正体と目的(ハリーポッターシリーズ)
ハリーポッターシリーズでは、黒幕・ヴォルデモートやそのその一派が全編に渡って様々な形で主人公・ハリーポッターを追い込もうと画策しています。
その強大な魔力によって世界中の魔法使いを恐怖に陥れ、終盤では魔法省を掌握。
ホグワーツ魔法魔術学校までも乗っ取ろうとします。
ところで、ヴォルデモートの目的って何なのでしょうか?
映画だけを観ていると、何となく「世界を支配しようとしているんだろうな〜」くらいにしか感じないのですが…
今回は、ハリーポッターに関する情報を載せました。
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黒幕ヴォルデモートの正体・トムリドルとの関係
魔法界では、その名前を口に出すことさえも禁忌とされるほど恐れられる存在。
ハリーポッターにとっては、最大の敵。
かつハリーと共に物語の中核を形成するのが、ヴォルデモートです。
その正体は、本名「トム・マールヴォロ・リドル」といいます。
2作目「秘密の部屋」に登場したトムリドルは、50年前の記憶。
生身の本人ではありません。
ヴォルデモート自身も、この時点では肉体を取り戻せずにいる状況です。
作品内において、普段はヴォルデモートという名では呼ばれず「例の人」など隠語で呼ばれています。
少年時代のエピソードの際には、ミドルネームを廃したトム・リドルという名で良く登場しています。
ヴォルデモートという名前の由来は、本名を嫌っていたトム・リドルが「Tom Marvolo Riddle」という綴りを「I am Lord Voldemort」に並び替え、自ら名乗ったものです。
ヴォルデモート(本名:トム・マールヴォロ・リドル)は、1926年の大晦日に、マグルの父トム・リドル・シニアと魔女の母メローピー・ゴーントとの間に生まれました。
母のメローピー・ゴーントは、ホグワーツ魔法魔術学校の創始者の一人サラザール・スリザリンの末裔でした。
ですが、血が濃すぎることによる弊害として常識に欠如している家系となっていました。
魔法の力でトム・リドル・シニアへの恋心を成就させたメローピー・ゴーントでしたが、その後捨てられてしまいます。
辿り着いた先の孤児院でトム・リドルを産み落とし、息絶えました。
孤児院で育てられていたトム・リドルは、周囲で不思議なことが起きるため恐れられていました。
魔法の才能に恵まれた少年がいることを知ったホグワーツ魔法魔術学校のダンブルドアが、孤児院に来院。
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トム・リドル自身に魔法使いであることを教えると共に、ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可しました。
スリザリン寮に入ったトム・リドルは、魔法使いとしては抜きん出て優秀で野望を秘めていたものの、ホグワーツの教員の前では優等生でした。
周囲の生徒にも認められる存在となっていたトム・リドルは、ホグワーツ開校以来最高の秀才と評されていました。
ですが、秘密の部屋で女生徒を亡き者としたうえに、後のホグワーツの教員で当時生徒だったルビウス・ハグリッドに濡衣を着せ退学に追い込むなど、悪事も並行して進めていました。
その後、母が純血のメローピー・ゴーントであることを知ったトム・リドルは、母を捨てたマグルの父トム・リドル・シニアを恨みます。
自分の父を手に掛けると同時に、伯父のモーフィン・ゴーントにその罪を被せました。
ヴォルデモートは、マールヴォロ・ゴーントの指輪を分霊箱にする際、実の父を生贄にしています。
さらに「炎のゴブレット」で復活する際、必要なものの一つとして父の骨を使っています。
優等生の皮の中に悪意に満ちた心を持っていたトム・リドルでしたが、ホグワーツのダンブルドアだけはその正体を見抜いていたのです。
そのため、後にハリー・ポッターも含めた戦いに発展することになります。
トムリドルは、なぜ悪の道に進んだのか?
トムリドルは、なぜ悪の道に進みヴォルデモート卿として魔法使い達を恐怖に陥れたのでしょうか?
彼はもともと、自分の持つ強い力に気づいており…
周りの人間、特に弱い者を思うがまま利用していた節がありました。
冷酷で自分本位な部分は、特別きっかけなどはなく元々の性格。
なので、この時点で悪の道に進んでいたわけです。
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「ハリーポッターシリーズ」の黒幕・ヴォルデモートの目的とは?
ヴォルデモートは、映画でも大ヒットした「ハリーポッター」シリーズに登場する魔法使いです。
彼はこの作品に登場する魔法使いの中でも、最大の悪役として描かれています。
作中では、「名前を言ってはいけないあの人」とほとんどの魔法使いがその名を口にすることさえ恐れるほど、強大な力を持つ魔法使いとされています。
ですが、そもそも彼の目的は何であるのかを解説していきます。
ヴォルデモートの目的は、簡単に言うと「魔法使いの純血性を完璧なものにした世界を生み出したい」ということです。
彼はハリーポッターの世界の中では、「マグル」といわれる魔法使いでない家出身の者を忌み嫌っています。
ちなみに、主人公のハリーの周りにもマグルの家出身のハーマイオニーがいますが、「穢れた血」という風に呼ばれて陰口を言われたりすることがあります。
それではなぜ、ヴォルデモートはそのように純血性を希求したのでしょうか。
これはヴォルデモート自身が、純血でないということが挙げられます。
実は彼は、魔法使いの母親とマグルの父親の間に生まれた子供でした。
さらにマグルの父親の方が決して良い人ではなく、結局魔法使いの母親は父親に捨てられてしまいます。
これを屈辱的だと感じたヴォルデモートは、魔法使いとしての純血性を追求し、穢れた血は排除しようという動きをするようになったのです。
さて…
そのヴォルデモートは、何故作品中で執拗にハリーポッターを狙うのでしょうか。
目的とは、何か関係があるのでしょうか。
これは、ハリー誕生の際の予言が理由です。
ヴォルデモートは、上で書いた目的を果たすという野望を持っています。
しかし、その彼を倒す子供が生まれるといった予言がなされたのです。
ハリーが赤ん坊だったころに実際に彼はハリーのことを消そうと試みていますが、そのこと自体は失敗に終わっています。
作中での最大の悪役の目的は「純血性の希求」で、それを行おうとする自らを倒すという予言があったハリーを逆に倒すために彼は作中でハリーを執拗に狙っていたのです。
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