タブとは?意味・由来は2つあった(スマホ・パソコン用語)
パソコンやスマホに関する話をしたり情報を集めている中、「タブ」という言葉を目にしたことはあると思います。
とはいえ普段目にする単語ではないため、知らない人は意外と多いのではないでしょうか?
今回の記事では、今さら聞けない「タブ」について説明しています。
しかも、そのタブの意味は2つ存在したのです。
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「タブ」の意味・由来は2つあった(スマホ・パソコン用語)
パソコンにおける「タブ」の意味ですが、大きく分けて「行における位置合わせをするためのキー(Tabキー)」と「画面上の切り替えに用いる機能」が存在します。
タブという同じ言葉の響きですが、実はそれぞれの由来が違っています。
その1:パソコンの「Tabキー」とは?
前者の「Tabキー」とは、パソコンのキーボードの左手側・ESCキーの下に位置するキーのことです。
Tabの由来は、「tabulator」から来ています。
tabulatorの意味は、「表(table)を作る人」のこと。
例えばメモ帳などで押すと、一定文字数分のスペースが挿入されます。
スペースキーと異なるのは、一回の押下で指定の文字数分の幅のスペースが挿入される点です。
また、行頭の位置合わせの意味が強いので、行の頭を揃えたい場合にはスペースではなくこちらのキーを使用します。
メモ帳などのテキスト入力以外でキーを押すと、ボタンやチェックボックスなどの項目の選択位置が変化します。
選択の範囲が移動するとも言い換えられるので、使い方を覚えておくとPCがもっと便利になります。
どの項目を移動するか、順番などはソフトウェアの設計次第ですから、必ず思った通りに機能するとは限らないです。
しかし、大抵のソフトウェアではユーザーの利便性を考慮して、使いやすく設計されているのも事実です。
この機能のルーツはタイプライターの図表作成で、データを表にすることに由来します。
その2:PCやスマホの「タブ」とは?
一方で後者の画面上の「タブ」は、複数のウインドウを1つにまとめるなどの機能の一部です。
このタブの由来は、冊子や書類を整理する目的で端に貼り付ける、紙製のインデックスタブから。
見た目もそのままインデックスタブと同じなので、すぐにそれをイメージした人も多いと思います。
Webブラウザなどで次々にページを開いていると、いつの間にかページ数が増えてしまいがち。
ページを開く度に、新しいタブが作成されます。
基本的には自動的に1つのウインドウにまとめられますが、ウインドウから独立させることもできます。
更に、見終えたページだけを閉じたり、複数のページをまとめて閉じることも可能です。
設定にもよりますが、Webブラウザは前回の終了状態を覚えていて、起動時に終了直前に開いていたページを復元するようになっています。
従来のソフトウェアだとページの分だけウインドウを開いていたので、ページ数によっては画面全体がウインドウで覆われました。
ところがタブ機能の誕生と普及のおかげで、このような悩みの種は解消済みです。
見た目は耳のようですが、オフィスで使用するバインダーの見た目に似ています。
機能的にも類似しますから、どこに何があるか素早く見つけやすくなっているといえます。
まとめるのが基本的な機能ですが、見つけやすかったり複数を1回で閉じるなど、管理面の利便性が改善されるのが魅力的です。
タブレットPCも関連する言葉の1つに加えられますが、こちらは形状が錠剤に由来しています。
キーボードやトラックボールなどの物理的な入力装置を持たないのが特徴です。
操作はスマホのタッチパネルがベースですが、画面の構成はPC寄り。
なので、通話機能を省き画面を含めた物理的なサイズが大きく設計されている点が異なります。
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