人間失格のあらすじをネタバレ!読書感想文を紹介(太宰治)

人間失格のあらすじをネタバレ!読書感想文を紹介(太宰治)

人間失格のあらすじをネタバレ!読書感想文を紹介(太宰治)

「人間失格」は、太宰治が書いたベストセラー小説です。

 

1948年に発表されて以降、長い間読まれ続けている作品となっています。

 

 

「新潮文庫の100冊」に毎年選ばれており、夏休みの宿題として書く読書感想文のテーマに選ばれる例も多いとか。

 

 

こちらの小説を読んだ人から、あらすじや読書感想文を寄せていただきました。

 

これから読むことを検討していた場合、ネタバレになってしまう恐れがありますので注意してください。

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太宰治の小説「人間失格」のあらすじ・ネタバレ注意!

 

太宰治が執筆した有名な小説が、「人間失格」です。

 

名前こそ有名ですが、誰もがみんな読んだことがあるとは限りません。

 

 

こちらの作品は、どのようなストーリーとなっているのでしょうか?

 

ネタバレに抵抗を持っていたり後日読む予定のある人は、ここから先には目を通さないほうがいいでしょう。

 

 

太宰治の小説「人間失格」のあらすじです。

 

 

この作品では、「三つの手記をはしがきとあとかぎの間に挟む」という形がとられています。

 

 

まずはしがきでは「私」が三葉の写真を見て、そのどれをも気味が悪いと感じます。

 

また、これまで一度もこんな不思議な男の顔など見たことがないとも明かされます。

 

 

そして第一の手記では…

 

 

主人公である男の、自分と一般の人間との間にある、どうしようもない乖離が描かれてます。

 

この乖離に混乱する男は、時に発狂しそうになるほどです。

 

 

本当の自分をさらけ出すことができずに道化を演じているその男は、常に人と向き合うことを恐れています。

 

しかし何故かその男のもとには、そのような状態であっても、黙ったままであっても、女性が次々とやってくるのです。

 

 

そして、第二の手記です。

 

 

中学時代、自分の道化が見抜かれそうになることに恐怖します。

 

そして旧高校時代には、悪友の堀木に導かれ…

 

酒・煙草・快楽・更には、信じてもいない左翼運動へと男ははまってしまいます。

 

 

こうして堕落していくことで、自分が恐怖心から解放されていくような気分になっていたのです。

 

 

その果て、人妻との一夜の後に彼女との心中を図るも…

 

男だけが生き残り、自さつほう助罪に問われます。

 

 

そして父親と取引のあったヒラメを引き取り人として、釈放されます。

 

 

続く第三の手記では…

 

 

ヒラメの家に世話になることになった男がヒラメたちに将来を問われ…

 

それから逃げ出したいあまりヒラメの家を飛び出し、子持ちの女性やバーのマダムらとの破滅的な関係に陥っていく姿が描かれます。

 

 

その中で、男は一人の無垢な女性と知り合います。

 

そのことで平穏な幸福を得た男でしたが…

 

あろうことかその女性は、出入りの商人によって身を汚されてしまいます。

 

 

絶望から再度自害を図るも、これもまた未遂に終わります。

 

男は入手したモルヒネ中毒になり、ついにはヒラメと堀木によって脳病院の世話になることとなります。

 

 

数カ月後、故郷に引き取られた男は…

 

「幸も不幸もない、ただ一切は過ぎていくだけだ」と結び、あとがきへと続きます。

 

 

ここでは「私」が手記にも登場するマダムと出会い、写真と手記が渡された経緯が語られます。

 

 

太宰治の小説「人間失格」を読んだ人の読書感想文

 

太宰治の小説「人間失格」は、すでに10回以上読み返しています。

 

感想としては自分にとって鼻につく部分もありますが、衝撃的で面白く好きな小説です。

 

 

最初に読んだ時の衝撃が強く、何回読んでも読後感が寂しい私小説だと思います。

 

幼年期の田舎の地主の息子の生活で、自分の本心を隠し、道化を演じる姿など、屈折した少年期の感情が、自分と投影してくるようです。

 

 

子供のころの感情は、大人と違い判断力が曖昧で、演じている自分が何であるかわからないでいるのです。

 

だから、表現的にすべてをさらけ出して、自分をありのままを見られるのが恥ずかしく、バリアを張ってしまうため、道化という形で曖昧な感情を表現したのだと思えるのです。

 

 

大人をだます子供は、犬や猫に似ていて孤独の自分を愛して欲しいという感情があり、誰よりも自分がかわいく一番でいたいという表れなのです。

 

 

太宰治は、もともとは客観的に物事をとらえる人物で「人間失格」を書いたころは、人生は生きていてもそう簡単に幸せになることはできないと感じていたのではないでしょうか。

 

もしかしたら、この世におけるすべてのことに絶望して、何もかもくだらないことと感じ、戦争で退廃的となった文学を自暴自棄となって執筆したような気がします。

 

 

この小説の骨格となる女性遍歴やモルヒネなどの薬物依存なども、孤独の自分を再認識するのが嫌だったからの行為であったのでしょう。

 

 

太宰治の「人間失格」は、最初読んだときは、衝撃的ではありましたが、何回も読み続けて、自分も年齢を重ねるごとに、だんだん考えが変わり、生々しさも簡単に流せるようになり、その裏の人間の感情に興味がいくようになってきました。

 

太宰治は生きることに苦しんだかもしれませんが、反面うらやましい生き方だとも思えるのです。

 

 

小説の最後に「自分はことし、二十七になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。」とあるのは、人間の儚さを感じてなりません。

 

 

以上、太宰治が執筆した小説「人間失格」の読書感想文とあらすじをご紹介しました。

 

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