海の見える理髪店のあらすじをネタバレ・感想を紹介!

海の見える理髪店のあらすじをネタバレ・感想を紹介!

海の見える理髪店のあらすじをネタバレ・感想を紹介!

2016年上半期の直木賞(第155回)に、荻原浩さんが書いた小説「海の見える理髪店」が選ばれました。

 

 

単行本は2016年3月に発売されておりすでに読める状況だったのですが、このことがきっかけでさらに話題が集まったようです。

 

この作品は、どういったあらすじとなっているのでしょうか?

 

 

こちらの本を読んだことがあるという人に、読書感想文をいただきました。

 

まだ小説「海の見える理髪店」を買っていない方や読んでいないという方は、注意して読んでください。

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荻原浩の小説「海の見える理髪店」を読んだ人のあらすじ。ネタバレに気をつけて

 

こちらの記事には、第155回直木賞を受賞した荻原浩さんの小説「海の見える理髪店」のあらすじと読書感想文が掲載されています。

 

ネタバレされることでこれから読む楽しみが奪われてしまう場合は、読まないこともひとつの選択でしょう。

 

 

小説「海の見える理髪店」は、6つの短編集から構成されています。

 

 

表題作でもある第1話「海の見える理髪店」は、主人公であるグラフィックデザイナーの「僕」がある床屋を探し当てて予約を入れ、その床屋で長年のわだかまりから解放されるというあらすじです。

 

 

海辺の小さな町にあるその床屋は、ある有名俳優が気に入って通いつめたことで有名でした。

 

 

「僕」が目的の床屋へ行くと店内には大きな鏡が壁にあり、海が美しく映りこんでいます。

 

 

熟練の主人の手さばきは「僕」の髪だけでなく、少しずつ心までも解きほぐし整えていくのでした。

 

 

「いつもはこんなにしゃべらない」という老主人の昔語りに耳を傾ける「僕」。

 

画家になりたかったこと、その夢を諦めて床屋を継ぎ、結婚し離婚したこと。

 

そして出会った女性と再婚した話などが淡々と語られます。

 

 

そして老主人が再婚し、子どもが生まれた矢先にあることがきっかけで人をあやめてしまったこと、妻子をさつ人者の身内にする訳にはいかないと再び離婚したことまで語られます。

 

 

そして「僕」のつむじの位置や幼いときの怪我の跡などをさりげない口調で指摘する老主人、それに対する「僕」の返答などから二人が親子であることをうかがわせる描写があります。

 

 

散髪が終わり、帰り際に「僕」が結婚することを伝えます。

 

そして年老いた主人は前髪を直すと理由をつけて、鏡越しではなく、初めて息子の顔を見つめるのでした。

 

 

第2話は「いつか来た道」です。

 

 

主人公の杏子は16年ぶりに実家へ帰ります。

 

弟から一人で暮らす母の具合がよくないからとの知らせをうけたことが帰郷の理由です。

 

 

絵画教室の先生をしていた母は杏子と姉の蓉子に厳しかったのですが、蓉子が事故で他界してからは過度な期待を杏子に寄せるようになります。

 

 

美大受験に失敗してからは、母娘の間には埋め難い溝が生まれていました。

 

しかし認知症を患い、本心を見せる母と過ごすうちに杏子の心も素直になっていきます。

 

 

第3話は「遠くから来た手紙」は子どもと一緒に実家へ帰った主人公・祥子のもとへなんとも不思議な内容のメールが届くというあらすじです。

 

 

第4話「空も今日はスカイ」では両親の離婚のため、母方の実家へやって来た主人公・茜は溜め込んだ思いや不安が爆発。

 

勢いで家出をしてひたすら海を目指します。

 

 

第5話は「時のない時計」は、父の形見である古い時計を修理するために訪れた時計店で、思いがけず父の記憶が甦るというあらすじになっています。

 

 

そして第6話「成人式」は、事故で他界した娘の代わりに成人指揮に出席しようと奮闘する、夫婦の物語です。

 

 

必しに若作りする母と娘の友人・郁美たちの心温まるやり取りが描かれています。

 

 

小説「海の見える理髪店」の読書感想文

 

小説「海の見える理髪店」で印象に残った場面は5つありました。

 

 

海の見える理髪店の、店主の過去の話は印象に残りました。

 

かつては、政財界の有名人物や大物俳優が通っていたらしく、どれほどの腕があるのかなと思いました。

 

ただ、腕の方は他の床屋と大きな差がないように見えました。

 

 

床屋に通う男性の秘密の所は。一番気になった部分です。

 

店主は男性に色々な話をしながら髪を切っていくのですが、途中から男性が実の息子だということに気がついたような気がします。

 

店主の話が、自身の生い立ちから現代に至るまでの内容だったので、何となくそう感じました。

 

 

いつか来た道の母への反発理由は気になる所でした。

 

画家の母が持つ美意識といえるものを、子が受け止められなかったのは納得ができる話です。

 

 

母から逃げ出すかのように家を出たのも、十分理解できました。

 

ただ、1年に1度くらいなら会いにいってもよかったような気がします。

 

 

16年はいくらなんでも長すぎでしょうね。

 

時のない時計はどことなく寂しい感じがしました。

 

 

父との会話などを思い出すのはわかりますが、もう少し明るい話を頭に浮かべてほしいと言いたくなりました。

 

 

成人式は最初は暗い内容の展開が続いていたので、読みにくかったです。

 

ただ、娘を数年前になくしてしまい、時が止まったかのような両親のことを考えると何も言えません。

 

 

あと、替え玉出席しようと奮戦している両親の場面は、少し笑ってしまいました。

 

こういうイタズラみたいなことをするのも人生には必要ですね。

 

 

感想ですが、6つの話はどれも切ない感じのする短編だなと思いました。

 

 

人生の辛い部分が強く前面に押し出されているせいか、一気に読み通すことができなかったです。

 

ただ、どの話にも前半に比べると後半に明るさが戻ってくる、そんな印象があるような気がしました。

 

そのおかげで、徐々にですが進む速度が上がっていきました。

 

 

泣いてしまいたくなる部分が多いので、涙を流したくなった時になったら読み返そうかなと考えています。

 

 

以上、荻原浩さんの執筆した小説「海の見える理髪店」のあらすじと読書感想文でした。

 

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