風が吹くときのネタバレ・あらすじと感想を紹介!

風が吹くときのネタバレ・あらすじと感想を紹介!

風が吹くときのネタバレ・あらすじと感想を紹介!

 

イギリスの作家であるレイモンドブリッグズさんが執筆した本が、「風が吹くとき」です。

 

1986年には、アニメ映画化もされています。

 

 

核戦争が起こった世界を舞台にした作品なのですが、戦争シーンに関する具体的はなく…

 

あくまでも、老夫婦の生活に焦点を当て物語が綴られているのが特徴です。

 

 

「風が吹くとき」は、どのような内容のストーリーなのでしょうか?

 

 

この記事には感想やあらすじが書かれておりますので、読むとネタバレになってしまう可能性があります。

 

くれぐれも、ご注意ください。

スポンサーリンク

レイモンドブリッグズの本「風が吹くとき」のあらすじ・ネタバレに気をつけて

 

レイモンドブリッグズさんが書いた本「風が吹くとき」は、どのような物語なのでしょう?

 

ここから下の部分にはあらすじや感想が記載されていますので、ネタバレされるのが嫌な場合は読むのを避けたほうが良いでしょう。

 

 

核戦争を描いた絵本「風が吹くとき」のストーリーです。

 

 

イギリスの片田舎で平和に暮らす老夫婦のジムとヒルダ。二人がいつものように食事を楽しんでいるところに、ラジオが伝えます。

 

 

国際情勢の悪化により、戦争の危機が迫っているという首相声明の発表です。

 

三日以内に核シェルターを建設するよう国民に伝える、という内容でした。

 

 

たまたま政府が発行した核シェルターに関するパンフレットを持って帰っていて良かったと言うジム。

 

 

これを参考にして、二人は昔の戦争の話をしながら窓に白いペンキを塗ったり、核シェルターを造ったり保存食を用意したりと準備を進めます。

 

しかし、核攻撃が終わればいずれ政府の救援が来ると考えています。

 

 

その核シェルターは部屋のドアを外して衝撃に対してもっとも強い60度の角度にたてかけ、手前にクッションを置き、中にマットレスを敷くというだけの簡易なものでした。

 

一方ヒルダの方では、家の塗装が傷まないか気になって仕方がありません。

 

 

ジムとヒルダは核爆発に対する準備を進めながらも、子供の頃体験した第二次世界大戦と同様、生き延びることができると楽観的に考えています。

 

そしていつものようにお茶を飲もうとしたとき、ラジオがイギリスに向けて核ミサイルが発射され、三分以内に着弾することを伝えます。

 

 

ジムは、洗濯物を取り込もうとするヒルダを抱きかかえてシェルターに飛び込みます。

 

サイレンが鳴り、すさまじい爆風と衝撃が襲いますが、二人は核爆発の直接の影響は免れます。

 

 

政府の救援が来ることを信じて、二人はパンフレットに書かれている通りシェルター内にとどまります。

 

しばらくしてシェルターから出てみると、室内はめちゃめちゃになっており、水も出ないし通信手段も途絶えています。

 

 

ジムはヒルダをはげまして、瓦礫の片付けを始めます。

 

田舎に住んでいる二人は町が壊滅したことも知らず、水が出ないからお茶が飲めないなどといいながら、いつも通りの生活を続けます。

 

 

そして放射能で汚染された雨水を二人は天の恵みと喜び、煮沸しただけでお茶を淹れて飲みます。

 

 

やがて二人に、さまざまな症状が現れます。

 

 

激しい頭痛や震え。

 

嘔吐や下痢。

 

そして全身に紫色の斑点。

 

 

ヒルダに言われるまで歯茎から出血していることに気づかないジム。

 

頭髪がまとまって抜け落ちたことに衝撃を受けるヒルダ。

 

 

二人の目は落ち込んで、頬もこけてきます。

 

それでもジムとヒルダは、政府からの救援を待ち続けます。

 

 

衰弱しきった二人は次の核攻撃に備えて、紙袋をかぶってシェルターに戻り祈り続けます。

 

 

詩を読むジムに、弱々しい声でもういいのよと言うヒルダ。

 

ジムのつぶやくような声が、沈黙へと変わります。

 

 

レイモンドブリッグズの本「風が吹くとき」を読んだ感想

 

この作品を思い出す時にまっさきに思い浮かぶのが、薄紫色の斑点が出た顔で、大切な奥さんの不安を和らげるよう、少し大げさな手振りで陽気に歌う旦那さんの姿です。

 

 

絵本を集めるのが好きな母がいつものように本棚に入れたのを、やはりいつものように何気なく手に取って開いたのが、私が小学校の高学年の時だったと思います。

 

 

ページを読み進めていくと静かでとても緩やかにやってくる、恐ろしく悲しい衝撃を絵本から初めて受けました。

 

この感想は、大人になった今でも同じです。

 

 

都会的な刺激とは縁遠いながらも、優しくて真面目な旦那さんとちょっとのんびりし過ぎな感もある、楽観的であっけらかんとした奥さんとの平和そのものに見える牧歌的な日々。

 

 

そんなふたりのちょっとしたやりとりでさえ、読んでいるこちらが心をくすぐられる小さな幸せで溢れています。

 

 

そこへ、突然ラジオから流れる緊急速報。

 

無情な現実。

 

絵は悲惨ではありませんが、すぐに悲しい変化を少しずつ見せていきます。

 

 

政府のマニュアル通りに、淡々と作業する旦那さん。

 

世界と我が家はまるで別世界にいるかのような感覚で、日常生活を維持しようとするしかない奥さん。

 

 

この突如訪れた、自分たちではどうしようも出来ない大きな不幸な現実。

 

 

はじめはあまりにのんびりとした世界だっただけに、なんともやりきれない心苦しい気持ちでいっぱいになって、絵本を持ってひとりきりになれる場所で静かに読みました。

 

一瞬で世界を恐怖一色にしてしまう核爆弾の恐ろしさと、気弱になってきた奥さんを励ますように歌う旦那さんの優しさ。

 

これらが、なにげない毎日を送るという平和の大切さ・生きることの尊さを際立たせます。

 

そして、どんな時でも思いやりをもって接することができる心の平和です。

 

 

実家からこの絵本を持ってくるのを今まで躊躇していましたが、下の子が小学4年生になった今、そろそろこの本を読んでいいのかなと思っています。

 

是非、平和の大切さ・日々の笑顔の大切さを改めて親子で話し合ってみたいです。

 

 

以上、レイモンドブリッグズさんが書かれた本「風が吹くとき」のあらすじ・感想をご紹介いたしました。

 

スポンサーリンク


 

このエントリーをはてなブックマークに追加   

 

関連記事

 

風が吹くときのネタバレ・あらすじと感想を紹介!

 

星を継ぐもの/ネタバレ・あらすじと感想!

 

カラフル/小説の読書感想文・あらすじをネタバレ!映画化も

 

羊と鋼の森のあらすじ・ネタバレ感想!

 

コンビニ人間のネタバレ・あらすじと感想!文庫本の発売日はいつ

 

そして誰もいなくなったのあらすじ・ネタバレ感想!犯人は?

 

坊っちゃんの読書感想文とあらすじネタバレ(夏目漱石)

 

沈黙/遠藤周作(映画化)のネタバレ・あらすじと読書感想文

注目トピック

ホーム RSS購読 サイトマップ