下町ロケット、佃製作所のモデル企業は北海道の植松電機?
ドラマ「下町ロケット」がスタートしました。作品の評判もいいようですね。
この作品に登場する企業や組織名は、もちろん架空の物です。
しかし、作者の池井戸潤先生はここをモデルとして採用したのでは?と思ってしまうほど似た企業が実在していたりします。
帝国重工・宇宙科学開発機構・ナカシマ(マネシマ)工業・白水銀行…
これらの企業・機関名に、モデルって存在するのでしょうか?
下町ロケットの主人公・佃航平が経営している佃製作所に関しても、モデルがあるのでは?といった噂が出てきているようです。
佃製作所のモデルだと噂されている会社ってどこなのでしょうか?
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佃製作所のモデル企業はどこにある?
ドラマ「下町ロケット」で物語の中心となる佃製作所。
ここのモデル企業って、存在するのでしょうか?
作者の池井戸潤先生は、下町ロケットの記者会見において「佃製作所にモデル企業は存在しない」とはっきり否定していました。
残念ながら、佃製作所に関しては、特定のモデル企業というものはなかったようです…
日本中にはたくさんの中小企業が存在し、作っているものも千差万別。
必ず、実在しているどこかの企業と設定がかぶってしまうのかも知れませんね。
佃製作所のモデル企業は北海道の植松電機って本当?
そんな中…
ドラマ「下町ロケット」スタート前に放送された特別番組において、佃製作所に似た状況の企業が紹介されていました。
それが、北海道赤平市にある「植松電機」という企業なんです。
代表取締役は植松清さんで、主な事業内容は「車両搭載型低電圧電磁石システムを設計、製作、販売すること」です。
2005年、北海道大学との共同研究で小型ロケットの開発を開始しています。
2006年には、植松電機の敷地内に「微小重力実験塔」を建設しています。
さらに人工衛星「HIT-SAT」を開発し、打ち上げにも成功しているんです。
「カムイロケット」と命名された小型ロケットの打ち上げにも成功。
2009年になると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で打上げ実験を行うほどに。
植松電機の公式動画が、YOUTUBEで見つかりました!
カムイロケットの地上燃焼試験を行っています。
こうして見ると…なるほど、下町ロケットと重なる部分がありますよね。
さすがに、銀行からの融資が断たれたり他企業から訴訟されるといったドラマチックな出来事はなさそうですが…
下町ロケットを知っている人からは、「植松電機がモデル企業では?」とたびたび聞かれるのだとか。
しかし代表取締役の植松努さんは、違うんですと答えています。
作者の池井戸潤先生が取材したような話もでてこないので、正式なモデル企業というわけではではないのでしょう。
どこかで植松電機の存在を知って、着想を得た可能性はあると思いますが…
今回下町ロケットがドラマ化されたことで作品が一気に知れ渡り、今後ますます「植松電機って下町ロケットのモデルですよね?」と聞かれる機会が増えるんでしょうね。
帝国重工のモデル企業はどこ?
下町ロケットに登場する帝国重工のモデル企業ってどこなのでしょうか?
これに関しては、作者の池井戸潤先生がモデルがあるともないともはっきり述べていませんでした。
ただ、この分野にくわしいの中では「三菱重工では?」という意見が多いようですね。
なぜかというと…
三菱重工にも、ロケットを開発する「航空宇宙事業本部」という部門があるからなのです。
これは知りませんでした…
三菱重工はすでに数々のロケットを開発した実績を持っています。
そして、開発に関わったのはロケットだけではありません。
国際宇宙ステーション「きぼう」、宇宙ステーション補給機「HTV」の開発にも参加していました。
白水銀行のモデル企業ってあるの?
ドラマ「下町ロケット」において、佃製作所への融資を断ってしまった銀行が、「白水銀行」でした。
モデルになった銀行についても作者の池井戸潤先生は言及してはいないものの…
池井戸潤先生自身が勤務経験のある「三菱銀行」だという説が強いです。
白水銀行は「ルーズヴェルトゲーム」や「花咲舞が黙ってない」といった、池井戸潤先生の作品によく登場する銀行名です。
まとめ
・ドラマ「下町ロケット」に出てくる佃製作所のモデル企業は、北海道赤平市の「植松電機」という説がある。
・ロケット開発をJAXAと行うようになったことから共通点も多い。
・しかし代表取締役の植松清さんは、下町ロケットのモデル企業ではないと述べている。
・帝国重工のモデル企業は、三菱重工という説が有力。
・白水銀行のモデル企業は、作者の池井戸潤先生が勤務していた「三菱銀行」という説が有力。他作品にもよく登場する銀行。
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