真昼の悪魔のネタバレ・結末のあらすじと感想!遠藤周作の原作小説がドラマ化

真昼の悪魔のネタバレ・結末のあらすじと感想!遠藤周作の原作小説がドラマ化

真昼の悪魔のネタバレ・結末のあらすじと感想!遠藤周作の原作小説がドラマ化

 

2017年2月からフジテレビ系列の局で放送を開始するのが、遠藤周作さんの小説が原作のドラマ「真昼の悪魔」です。

 

深夜の「土ドラ」枠で放送される予定です。

 

 

主人公・大河内葉子の役を、田中麗奈さんが担当します。

 

彼女が勤務する病院に入院する中村蒼を演じるのが、難波聖人さんです。

 

 

ここから下の部分には、原作小説のあらすじと感想を掲載しています。

 

ネタバレを見ることが苦手な方は、ここから先を読むのは控えたほうがいいでしょう。

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ドラマ「真昼の悪魔」遠藤周作が書いた原作小説のあらすじを紹介!ネタバレにはご注意

 

遠藤周作の作品である小説「真昼の悪魔」の舞台は、現代日本となっております。

 

 

大学生である難波は結核を患ってしまい、ある女子医大の付属病院に入院します。

 

 

そこで若くて健康で聡明な四人の女医と出会って、その中の1人が主治医になるのですが…

 

療養中に自分のベッドの前の入院患者が奇妙な形で何かから逃げ出すようにして退院していったという話を耳にします。

 

 

難波はその話に興味を持って、病院で知り合った芳賀という青年と協力しながら話の真相を突き止めるために動き出します。

 

 

しかしそんな最中に病院では女の子が池で溺れかけたり、入院患者が点滴のミスでしにかけたりと奇怪な事件が続き、その裏には女医の姿が見え隠れしている様子が伺えます。

 

 

果たして難波が知り合った4人の女医のうち、このような事件を起こし続けているのは誰なのか?というところを探るのが、一連のストーリーのあらすじとなっています。

 

 

ポイントとなっているのは、小説の冒頭において、教会の牧師がミサで悪魔の話をするところです。

 

 

牧師の叔父は、かつて映画でも知られる悪魔祓いのエクソシストであったことが明記されています。

 

そんな神父の元を訪れた女医は、心の底に自分でもどうにもできない虚無感を抱えていたのです。

 

 

「どんなに残虐非道な事をしても罪悪感も嫌悪感も快感も感じない、自分自身を異常なのか?」と問いかけます。

 

そこで神父は「異常ではない。悪魔が心に入り込んでいるだけ」だと説明します。

 

 

「悪魔は、いつの間にか埃が部屋にたまるように密かに目立たずに人間の心に入り込む」

 

「その人間は神は勿論、人を愛する気持ちも失う。人を愛する気持ちを失うと何事にも(自分の罪に対しても)無感動になる」と説きます。

 

 

ですが女医は、神父の言葉を受け入れられないままに礼拝後、その場から立ち去ってしまいます。

 

 

一連の事件を起こしていたのは、優しい女医として知られている大河内葉子でした。

 

 

彼女は催眠術で患者を意のままに操ってしに追いやったり、子供をさつ人未遂に誘導したり、注射を意図して間違えるなどの行為を繰り返していました。

 

 

さらに、寝たきりとなっている高齢の患者に対して「このまま生きていても多くの人にとって迷惑だ。しんでくれた方が皆のためにありがたい」という理由から人体実験を行うなどの非道な行為を繰り返していました。

 

 

そんな行いについて調べて、真相を暴くことができた難波だったのですが…

 

それらを妄言だと周囲に言われ信じてもらえなかったばかりか、誇大妄想型精神病患者として扱われてしまい、精神科病棟に追いやられてしまいます。

 

 

これによって大河内の正体が周囲にばれることはなく、彼女はこれまで通りの行いを繰り返していきます。

 

そして罪を罰せられる事もなく、そのまま資産家との愛のない結婚をする…という結末となっています。

 

 

その後、大河内はどうなったのか?という後日談は語られていないのですが…

 

難波が退院した後に入院してきた患者も、難波と同じように自分の前の患者について興味を持っている様子が描かれています。

 

 

そのため、今後も同じことが繰り返されるのではないか?といった事が示唆されているのです。

 

 

ちなみに、難波については精神病棟に追いやられた後に小説の冒頭で登場した神父によって助け出されていました。

 

無事に大学生として普通の生活に戻れた難波の大学で、神父が話をすると場面で物語が終了しています。

 

 

そこで神父は、以下のセリフを述べています。

 

 

「この世に例えば新聞に載っているような悪だけがあるならば、どんなに簡単だろう。

 

 

嫉妬のために人をころす。

 

貧乏のために強盗に入る。

 

そういう悪は、みんな同情できるじゃないか。

 

 

でも、悪魔のやる悪はそんなもんじゃない。

 

悪は目に見えるが悪魔は見えず、電子顕微鏡にも映らぬビールス(ウイルス)のように人の心に入り込む」

 

小説「真昼の悪魔」を読んだ感想

 

小説「真昼の悪魔」は、人の持つ二面性が表現されています。

 

一つの顔は無邪気な笑顔の女医であり、その女医のもう一つの顔は心に悪魔が住んでいる女性です。

 

 

自室に戻ると、二十日鼠をあやめたり庭で捕まえたトカゲの命を奪ったりします。

 

しかし本当に悪魔が住んでいると思った場面は、知能に遅れのある男の子に上記のような行為の喜びを教えたりした時です。

 

 

さらに、病院にいる知能の遅れのある女の子を池に突き落とすよう促したのです。

 

 

自分の欲望を自分の手を汚さずに行い、欲望を満たすことこそ悪魔のような行為だと思いました。

 

真昼の悪魔は、読み進めていくうちにだんだんと怖くなっていく小説ですね。

 

病院が舞台になるのですが、そこで起こる事件がまさに「悪魔の所業」といった感じなのです。

 

 

感想としては、人間の深い闇が存分に詰まった小説だと思いました。

 

 

遠藤周作の秀逸な小説だと感じていますので、読書好きの人は読んでみるといいと思います。

 

人間の影の部分を味わうことができますね。

 

 

背徳的な恋愛の側面もあって、話の展開にスパイスを与えています。

 

以上、遠藤周作さんが執筆した「真昼の悪魔」のあらすじと結末・感想を載せました。

 

 

ただし、今後フジテレビの土ドラ枠で放送される予定のドラマ内容が、全く同じ展開になるとは限りませんので注意してください。

 

 

ドラマ「真昼の悪魔」の放送が終了し、現在土ドラ枠内で放送されているのが「犯罪症候群」です。

 

原作となった小説の内容をネタバレしていますので、気になった方は読んでみてください。

 

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