わたしを離さないで・介護人や提供者の意味とは?

わたしを離さないで・介護人や提供者の意味とは?

 

綾瀬はるかさん主演のドラマ「わたしを離さないで」が放送をスタートしています。

 

 

このドラマの劇中では、とある独特の用語が出てくるのをご存知でしょうか?

 

それが、「介護人」と「提供者」というもの。

 

 

施設の中で暮らしている人たちが呼ばれているこの呼び方…

 

一体どういった意味があるのでしょうか?

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ドラマ「わたしを離さないで」の「介護人」「提供者」の意味とは?

 

ドラマ「わたしを離さないで」の劇中でよく聞くキーワードが、「介護人」と「提供者」です。

 

これら2つのキーワードは、一体どういった意味を持っているのでしょうか?

 

 

これらは物語の真相に関わる重要なキーワードですので…

 

以下の説明は、ドラマ「わたしを離さないで」のあらすじ・ネタバレに触れてしまうものとなります。

 

 

ネタバレを観てしまったら、今後観る楽しみがなくなってしまう!

 

…という方もいるとは思いますので、そういった方はこの先の文章を読むことはおすすめしません。

 

くれぐれも、自己責任でお願いします。

 

 

小説「わたしを離さないで」は、2005年に出版された日系イギリス人作家のカズオ・イシグロの作品です。

 

 

カズオ・イシグロ氏は英国文学界の最高賞と言われるブッカー賞を「日の名残り」で受賞していますが、本作もブッカー賞の候補作となったものです。

 

2010年には映画化もされ、日本でも2016年1月期のドラマとしてTBS系で放送が開始しました。

 

 

本作は、1990年代後半の英国を舞台にしたSFです。

 

森の中にある寄宿学校のような施設「ヘールシャム」で育った男子1人と女子2人が物語の中心人物に据えられ、彼らの生まれ持った運命が恐ろしいほど淡々と描かれていきます。

 

 

成長するにつれ次第に明かされていくその運命は非常に重いものです。

 

 

1990年代と設定されているものの、作中では平均寿命が100歳を超える世界。

 

彼らはそれを実現・維持すべく作られたクローン人間であり、一般の人間への提供者として育てられていくのです。

 

 

18歳になると施設を出てコテージと呼ばれる提供者達のコミュニティに移動します。

 

そこで無為に時間を過ごすのですが、唯一認められているのが「介護人」になることだけ。

 

 

介護人とは、今後自分達も必ずその立場になる「提供者」の介護をする仕事に就くものです。

 

本作では主人公のキャシーが優れた介護人となります。

 

 

提供者に指名されると断ることは許されず、手術を受け臓器等の提供を行います。

 

3〜4回の提供により提供者はその使命を終えますが、場合によっては1回の提供で使命を終えてしまうことも。

 

 

心にさざ波が立つことはあれど、自分たちの運命を深い諦観を持って受け入れていく。

 

彼らの佇まいに、読み手側の心が様々な感情を抱いてしまう物語です。

 

 

外の人間に臓器を提供する「提供者」。

 

提供して体の弱ってしまったものをお世話する「介護人」…

 

 

クローン人間として生まれた彼らは、外界で生きている者のために自らの臓器を提供せざるを得ないというあまりにも過酷な運命を背負わされていたのでした。

 

わたしを離さないで・タイトルの意味は?(結末のネタバレ注意)

 

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