ハピエン厨・バドエン厨とは?意味を説明

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ハピエン厨・バドエン厨とは?意味を説明



ネット、特にSNSを見ていると「ハピエン厨」「バドエン厨」という言葉を見かける時があります。


これらは、一体どんな意味なのでしょうか?

調べてみても、これといった情報が出てこないのです。


使っている人は見かけるものの、どんな意味なのかいまいち広がっていない…

こちらの記事では、そんな「ハピエン厨」「バドエン厨」それぞれについて説明しています。

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「バドエン厨」とは?意味を説明!


バドエンとは、「バッドエンド」の略。

バドエン厨とは、主に創作物でバッドエンドを好む人たちのことです。


「〜厨」とはネット黎明期から使われていたインターネットスラングで、中学生のような発言をする人を意味します。

つまり子どものこだわりのような感覚で、ハッピーエンドを認められないほどバッドエンドが好きな人という捉え方で良いでしょう。


スラングの「〜厨」は元々蔑称の意味合いで使われる文字ですが、軽い自虐の意味を込めて自ら「〜厨」を名乗る人もいます。


そしてバドエン厨ですが、実は特に厳密な定義はありません。


恋愛もので最終的に失恋するような軽いものから、最終的には世界が崩壊してしまう規模の大きいものまで。

個人の好みに合わせて、多種多様です。


中には登場人物にささやかな幸福を与えて、そこからどん底に突き落とされるのを見るのが好きという人もいます。


そんなバドエン厨になってしまう理由は、色々考えられます。


ひとつは、その人が現実主義者であることです。


ハッピーエンドの創作物の場合…

不幸な部分は隠してあったり、ご都合主義で話の筋が無理矢理曲げられることも無くはありません。


ただ現実ではそのようなことは多くなく、不幸の中にささやかな幸せがある程度の方が現実的ではあります。

また、夢も希望もない場合もあるでしょう。


創作であっても、筋の通らないことは認められない。

現実と同じように不幸の割合が多くあるべきだ…という考え方も、バドエン厨にさせる理由かもしれません。


もうひとつは、登場人物の人生が崩壊するのを見たい人。


「他人の不幸は蜜の味」「自分よりも下がいる」

そんな感覚でフィクションを楽しむのも、理由として考えられます。


結局は、創作物なので…

見ている側は安全地帯にいながら、直接は関係のない不幸を眺める…そうして安心感を得られる形です。


それとは逆に、傷めつけられたいという理由もあり得ます。


登場人物に自分を投影して理不尽に振り回されたり、純粋に悲しい気持ちにさせられるのが好きなバドエン厨もいると思われます。

「ハピエン厨」とは?意味を説明!


ハピエン厨と言われても、「それはなんぞや?」となる方のほうが多いでしょう。


ハピエンとは、「ハッピーエンド」の略。

ハピエン厨とは、要するにハッピーエンド至上主義の事です。


漫画であれ小説であれ、ハッピーエンドで終わらなければ読めない人。

転じて、それ以外は認めない人のことを指します。


フィクションはノンフィクションとは違い、あくまで虚構の世界。

人が考える物語だからこそ、ハッピーエンドで終わってほしい。


どんな悲惨な状況であってもそれを克服し、みんなが幸せになってほしい。

そう望んでしまうのは人の業として当然の事です。


ですが、作家さんには作家さんの信念があり、読者の思うままにはラストは終わりません。

最後の最後で読者が望まないラストになってしまうことも、実は結構あることなのです。


そこで登場してくるのが、ハッピーエンド至上主義の人たちです。


「こんなの認めない!」「このラストはありえない!」とついつい声高に叫んでしまう。


ネットやSNSなどツールやアプリの力を借りて、自分の意見を拡散。

それは、他の方の意見や作者の個性や作品を貶めてしまうところまで行ってしまいかねないほど。


そんな方の事を、ハッピーエンド中毒。

転じて、いつの間にかハピエン厨という呼び方が生まれていました。


「ハピエン厨」や「バドエン厨」という揶揄した呼び方があるとはいえ…

どんな主義主張も、自分の頭に思い浮かべるのは本人の自由です。


また、仲間を募って狭いコミュニティ内で語り合うくらいなら構わないと思います。


でも、それを作家さんや編集の方にリプライやメールなどで直接ぶつけるのはやめるべきです。

ましてや作者に対する個人攻撃などは、それこそお門違いでありしてはならないことです。


物語は物語として理想は理想として、作品が気に入らなければ読まなければいいだけです。


物語は、その作者の方の思うままに進めてこそ魅力のあるものですし…

そこに生まれるものは喜劇であれ悲劇であれ、その結果こそが作者の魅力なのですから。

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