幽遊白書の文庫版・完全版・単行本の違いを解説!おまけの書き下ろしは読むべきか

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幽遊白書の文庫版・完全版・単行本の違いを解説!おまけの書き下ろしは読むべきか



幽遊白書は、1990年〜1994年に週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。

現在連載中のハンターハンターの作者・冨樫義博さんの作品ということで、注目している人も多いと思われます。


単行本の巻数は、全部で19。

連載終了した後、文庫版と完全版も発売しています。


以上3種類の漫画には、どういった違いがあるのでしょう?


文庫版には、富樫先生が描いた最新の書き下ろし漫画がおまけでついているとのことですが…

追加されたのは何巻で、一体どんな内容なのでしょうか?

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漫画「幽遊白書」の単行本・文庫版・完全版。全3種類の違いを解説!


幽遊白書の単行本は、漫画が連載している中で数ヶ月ごとに発売されていたものです。


完全版は、2004年〜2005年にかけて発売。

文庫版は、2010年〜2011年に発売されていたものです。


違う時期に発売されていたのですが、他にどういった違いがあるのでしょう?


最初に発売されていた、単行本の特徴はこちら。

単行本

・全19巻

・1冊:421円

・縦サイズ17.4センチ、横サイズ11.4センチ

・巻頭に、連載していた時の作者コメントが、合間にミニコーナーが載っている巻も。

ページ数が最も少ないからか、巻数が最も多いです。


続いて、完全版の特徴を挙げてみましょう。

完全版

・全15巻

・1冊:1234円

・縦サイズ20.8センチ、横サイズ14.6センチ。3種類の中で、一番サイズが大きい。

・表紙のイラストが、書き下ろしのものになっている。

・紙の質が良いので、コレクター用・長期保存する目的にぴったり。

・雑誌に載った時にカラーページだったものが、そのままカラーで再現されている。

・書き下ろしされたエピソードは無く、内容は単行本と同じ。

完全版は、本のサイズが一番大きくて、単行本と比較して1冊の」ページ数が多め。

紙質が良いくカラーページもあるからか、全3種類のうち1冊の価格が最も高いです。


そして最後、文庫版の特徴を挙げてみました。

文庫版

・全12巻

・1冊:700円

・縦サイズ15.2センチ、横サイズ10.6センチ。文庫なため、一番サイズが小さい。

・表紙のイラストは、漫画の中からチョイスされてデザインしたもの。書き下ろしではない。

・単行本と比べると、紙質が良い。

・1巻に、富樫先生書き下ろしのイラスト・あとがきメッセージが掲載。

・3巻と4巻に、アニメプロデューサーのインタビューが載っている。

・11巻に、アニメのキャラクターデザイン担当のインタビューが掲載。

・12巻に、冨樫先生の最新描き下ろし漫画が追加。

上記3種類のうち、本編の内容は全て同じ。

絵が変わったり、加筆されているような箇所は無し。


漫画「幽遊白書」全3種類の特徴を挙げました。

以上を踏まえた上、購入するならどれなのか?


漫画を購入する上で最も気になる点といえば、やはり価格でしょう。

全巻揃えるなら、なおさら。


というわけで、全巻まとめ買いした場合の合計金額はいくらになるのか?

調べてみました。

・単行本(全28巻):7999円

・完全版(全22巻):18517円

・文庫版(全14巻):8398円

(※アマゾン調べ)

文庫版は単行本よりも小さい本なため、安いイメージを持っていたのですが…

なんと、単行本の方が割安であることが発覚。


安く済ませたいなら、断然単行本の方がおすすめです。


やはり完全版の価格は、全3種類の中で最も高いです。

他2種類の2倍以上の値段。


お金に余裕があるなら、購入してもいいかもしれません。


ただ…

幽遊白書の絵は途中から突然簡略化され始め、最終回までそのままでした。

その傾向は、現在連載中のハンターハンターにまで至ります。


細部まで描きこまれた、美麗な絵を楽しむタイプの漫画とは言えませんので…

無理をして高価な完全版を買う必然性は、正直言って無いと思われます。


普通なら、持ち運びしやすい文庫版をおすすめしたい所なのですが…

新しく追加されたおまけの書き下ろし漫画があるため、万人にはおすすめし辛いものとなっています。


それって、どういうことなのでしょうか?

幽遊白書の文庫版を、おまけの書き下ろし漫画目当てで買うべきか?


先程、文庫版にはインタビューや描き下ろしの漫画が掲載されていると説明しました。


全4ページの漫画なのですが、その内容はというと…

後日談のような新作の話ではありません。


なので、新しい作品が追加されていることを期待して読むと、かなり困惑させられます。

ネタバレし過ぎないように内容を説明しますと…


「作者自身を投影したパンダのキャラが、自分が作ったキャラを次々消してゆく」セルフパロディ的な漫画で、悪ふざけとも受け取れる内容。


「作者自身が自ら自分の作品を壊している」との意見も出るなど、文庫版発売当時ネットで賛否両論を巻き起こしていました。


冨樫先生自身、連載終了後も幽遊白書に対してネガティブな発言を繰り返していることでも知られています。

文庫版1巻のあとがきでも、そういった気持ちを何となく察することはできます。


幽遊白書以外の過去作やハンターハンターなどを読み込んで、作者の人となりや作風があらかじめ分かっている程の信者クラスの人なら…

ブラックジョークとして笑って受け取れるかもしれませんが。


幽遊白書に愛着がある人には、おすすめ出来ない内容かも…


文庫版を買う方は、比較的ライトな層が購入することが予想できます。

・アニメを見て、原作漫画を読みたくなった人

・幽遊白書など、富樫作品自体が初めてな人

こういった方が最終回まで読んだ後におまけの書き下ろし漫画を読んでも、不可解だったり不快に受け取るのは仕方のないことです。


個人的には、マニア向けの完全版や同人誌のみなどに載せるべき内容だったかな…とは思います。

余程載せたければ、の話ですが。


かなり読む人を選ぶのは確かですので…

余程の富樫マニアでない方は、単行本を買い揃えるのが無難でしょう。

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文庫版より、単行本のほうが価格も安いですし。

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