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トラトラトラとは?ニイタカヤマノボレの暗号の意味を説明!
黒澤明監督の戦争映画タイトルなどでも見かける、有名な暗号電文があります。
太平洋戦争の始まりとなった日本軍の真珠湾攻撃。
その際に伝えられた暗号・トラトラトラとは、一体どんな意味なのでしょうか?
また、同じく真珠湾攻撃における暗号のひとつ・ニイタカヤマノボレの意味に関しても、この記事で説明しております。
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トラトラトラとは太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾攻撃の際に日本軍が奇襲をしかけることを自軍に伝えた時の暗号です。
意味は、千里征って帰る虎になぞらえた「我、奇襲に成功せり」というものです。
攻撃隊長だった淵田美津雄中佐が、搭乗していた九七式艦上攻撃機から第一航空艦隊司令部だった旗艦である空母「赤城」に発信されたものです。
ちなみに「成功せり」と言ってはいるものの、これは攻撃が成功したというものではなく、あくまでも奇襲で攻撃をするということを知らせるための暗号でした。
ちなみにもし作戦を中止しなければいけなかった場合の暗号は「トネガワクダレ」、攻撃の成果が十分ではなかった場合は「カワ・カワ・カワ」だったといわれています。
第一次攻撃隊長の友永丈市大尉は、最初の攻撃が不十分であったことを伝えるために「カワ・カワ・カワ」と打電したことがわかっています。
この時に攻撃を受けた側であるアメリカはこの暗号をそのまま英語に訳し、「タイガー・タイガー・タイガー」としていました。
この意味として「タイガーのように襲いかかる」と解釈されることもありました。
戦時、アメリカ軍には言語学者などを中心とした暗号を解読するための専門チームが結成されていました。
ですので、日本軍の暗号はほとんどが解読されており、筒抜け状態だったとされています。
1940年頃までにはすでに日本の艦隊の大きな動きは全て予言できると言っていたほど、暗号解読が進んでいました。
日本軍が真珠湾を攻撃する予定でいることも、実はあらかじめアメリカ軍は知っていたのではないか?と主張する研究者も少なくありません。
攻撃隊は何度も無線封止を破っており、それによって赤城や南雲中将の動き・そして指令なども、全てアメリカ軍側に筒抜けになっていたといわれています。
ただしアメリカ軍側はあくまでも公式には否定をしていますので、日本軍の奇襲攻撃作戦をアメリカ側は知らなかったことになっています。
「ニイタカヤマノボレ」とは、旧日本軍で使用していた暗号電文です。
1941年(昭和16年)の12月2日17時30分に、大本営から太平洋を密かにハワイへ移動中だった第一航空艦隊に対し送られた物です。
正確には「ニイタカヤマノボレ一二〇八(ひとふたまるはち)」という電文で、意味は「12月8日午前零時をもって対米英開戦」という物でした。
「ニイタカヤマ」とは、当時日本領であった台湾に有る新高山(3952m)の事で「当時の日本の最高峰」でした。
当時の日本軍の暗号はドイツから輸入した「エニグマ」という暗号機を元に改造をした物です。
「91式」と「97式」の2つが有り1937年(昭和12年)から使していましたが、「ニイタカヤマノボレ」は「97式」の方でした。
しかし米陸海軍諜報部は、種々の暗号解読機器を大量に導入し暗号解読を行っていました。
そのため日本の97式も、暗号解読の天才、ウイリアム・フリードマンにより解読されていたのです。
「パープル」(紫)と呼ばれる、日本の暗号機と全く同じ内容の暗号機が既に作製されていました。
パープルで「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を受信した諜報部は、その日のうちにルーズベルト大統領に解読文を届けました。
ですがハワイを攻撃するとは記されておらず、計画内容も記されていませんでした。
ルーズベルト大統領は「これは戦争だ!」と叫び、ハル国務長官に解読文を渡しました。
情報を知らされた米海軍は、ハワイとマニラに警告を発しようとしました。
当時ハワイの防衛は陸軍担当だったので、陸軍参謀総長からハワイに警告を送ってもらいました。
ですが手続きに時間がかかり、更にハワイの陸軍無線機が故障していたのです。
そんなハプニング有り、ハワイに到着したのは真珠湾攻撃が終わった数時間後の事でした。
その後パープルは英国にも提供され、エニグマから進化したドイツの「ロレンツ」をも解読する「コロッサス」へと進化しました。
日独の暗号は完全に米英側に筒抜け状態でしたが、日独は最期までそれに気づきませんでした。
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トラトラトラとは?真珠湾攻撃時の暗号伝聞の意味を説明!
トラトラトラとは太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾攻撃の際に日本軍が奇襲をしかけることを自軍に伝えた時の暗号です。
意味は、千里征って帰る虎になぞらえた「我、奇襲に成功せり」というものです。
攻撃隊長だった淵田美津雄中佐が、搭乗していた九七式艦上攻撃機から第一航空艦隊司令部だった旗艦である空母「赤城」に発信されたものです。
ちなみに「成功せり」と言ってはいるものの、これは攻撃が成功したというものではなく、あくまでも奇襲で攻撃をするということを知らせるための暗号でした。
ちなみにもし作戦を中止しなければいけなかった場合の暗号は「トネガワクダレ」、攻撃の成果が十分ではなかった場合は「カワ・カワ・カワ」だったといわれています。
第一次攻撃隊長の友永丈市大尉は、最初の攻撃が不十分であったことを伝えるために「カワ・カワ・カワ」と打電したことがわかっています。
この時に攻撃を受けた側であるアメリカはこの暗号をそのまま英語に訳し、「タイガー・タイガー・タイガー」としていました。
この意味として「タイガーのように襲いかかる」と解釈されることもありました。
戦時、アメリカ軍には言語学者などを中心とした暗号を解読するための専門チームが結成されていました。
ですので、日本軍の暗号はほとんどが解読されており、筒抜け状態だったとされています。
1940年頃までにはすでに日本の艦隊の大きな動きは全て予言できると言っていたほど、暗号解読が進んでいました。
日本軍が真珠湾を攻撃する予定でいることも、実はあらかじめアメリカ軍は知っていたのではないか?と主張する研究者も少なくありません。
攻撃隊は何度も無線封止を破っており、それによって赤城や南雲中将の動き・そして指令なども、全てアメリカ軍側に筒抜けになっていたといわれています。
ただしアメリカ軍側はあくまでも公式には否定をしていますので、日本軍の奇襲攻撃作戦をアメリカ側は知らなかったことになっています。
ニイタカヤマノボレとは?真珠湾攻撃時の暗号伝聞の意味を説明!
「ニイタカヤマノボレ」とは、旧日本軍で使用していた暗号電文です。
1941年(昭和16年)の12月2日17時30分に、大本営から太平洋を密かにハワイへ移動中だった第一航空艦隊に対し送られた物です。
正確には「ニイタカヤマノボレ一二〇八(ひとふたまるはち)」という電文で、意味は「12月8日午前零時をもって対米英開戦」という物でした。
「ニイタカヤマ」とは、当時日本領であった台湾に有る新高山(3952m)の事で「当時の日本の最高峰」でした。
当時の日本軍の暗号はドイツから輸入した「エニグマ」という暗号機を元に改造をした物です。
「91式」と「97式」の2つが有り1937年(昭和12年)から使していましたが、「ニイタカヤマノボレ」は「97式」の方でした。
しかし米陸海軍諜報部は、種々の暗号解読機器を大量に導入し暗号解読を行っていました。
そのため日本の97式も、暗号解読の天才、ウイリアム・フリードマンにより解読されていたのです。
「パープル」(紫)と呼ばれる、日本の暗号機と全く同じ内容の暗号機が既に作製されていました。
パープルで「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を受信した諜報部は、その日のうちにルーズベルト大統領に解読文を届けました。
ですがハワイを攻撃するとは記されておらず、計画内容も記されていませんでした。
ルーズベルト大統領は「これは戦争だ!」と叫び、ハル国務長官に解読文を渡しました。
情報を知らされた米海軍は、ハワイとマニラに警告を発しようとしました。
当時ハワイの防衛は陸軍担当だったので、陸軍参謀総長からハワイに警告を送ってもらいました。
ですが手続きに時間がかかり、更にハワイの陸軍無線機が故障していたのです。
そんなハプニング有り、ハワイに到着したのは真珠湾攻撃が終わった数時間後の事でした。
その後パープルは英国にも提供され、エニグマから進化したドイツの「ロレンツ」をも解読する「コロッサス」へと進化しました。
日独の暗号は完全に米英側に筒抜け状態でしたが、日独は最期までそれに気づきませんでした。
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