ドラクエ1・竜王の質問に「はい」と答えたら、こうなる

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ドラクエ1・竜王の質問に「はい」と答えたら、こうなる

悲しみ2

「ドラゴンクエスト1」のラストダンジョン・竜王の城の最奥でラスボス「竜王」に話しかけると、そのまま戦闘には入らず…

主人公に対して、とある質問をしてくるのです。


その質問に対して「はい」と答えた人って、実はかなり少ないのではないでしょうか?

内容が内容なだけに嫌な予感がして、ここまでたどり着くまでの時間が無駄になってしまいそうで…


竜王の質問に「はい」と答えた場合、ファミコン版とリメイク版では結果が違います。

この記事では両方説明していますが、ファミコン版の場合はとんでもないことが起こってしまうのです。

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ファミコン版ドラクエ1・竜王の質問に「はい」と答えたら、こうなる


人気RPGシリーズの第1作「ドラゴンクエスト1」のラスボスが竜王であることは、もはやお馴染み。

モンスターズやスマホアプリといった関連作品にも度々登場しているので、今更だと言えます。


とはいえ、実際にドラクエ1をクリアしている人は、意外と少ないかもしれません。

ましてや、竜王の質問に「はい」と答えたプレイヤーはもっと…


まず、ファミコン版ドラクエ1ではどうなるか?説明します。


竜王に話しかけると、勇者(主人公)に対して「よく来た」と迎えられます。

さらに、「王の中の王、竜王だ。」と自己紹介。


すぐさま宣戦布告をするかと思いきや…

「わしは待っておった」

「そなたのような若者が現れることを…」

…と、奇妙な事を言い始めます。


そしてなんと、仲間に引き入れるような

あの、有名なフレーズです。

「もし、わしの味方になれば」

「世界の半分を(勇者の名前)にやろう。」

「わしの味方になるか?」と聞かれたあと、選択肢が発生。

「はい」か「いいえ」かを、自分で選ぶことになります。


ドラクエを何作品かプレイした人なら、その経験からあることに気づくはず。


「どちらを選んでも、結局同じ展開になる」

「展開に反したほうを選んでも、また同じ質問をされ続けるだけ」


しかし今回に限っては、それは当てはまらないのです。


「いいえ」を選ぶと「愚か者め!」と罵られ、竜王との最終決戦へと突入。


一方「はい」を選んだ場合…

「ほんとうだな?」と、さらに念を押してきます。


ここで「いいえ」を選択した場合、正規ルートに戻ることが可能なのですが…

2回目の「はい」を選ぶと、後には戻れません。


「では、世界の半分、闇の世界を与えよう!」と言ってきます。

ここですでに、罠にはめられたことに気づくであろう勇者(主人公。)


そしてこの後、なぜか復活の呪文を教えてくれます。

どうゆうこと?


表示された復活の呪文は、一応メモするか撮影しておくと良いです。


その後…

「おまえの旅は終わった。」

「さあ、ゆっくり休むがよい!」

と、冒険の終了をラスボスに告げられ…


「わあっはっはっはっ」と高笑いをされた後…

竜王と勇者以外の画面が真っ暗になり、メッセージの部分が赤く染まります。

ドラクエで全滅した時の、あの感じ。


この状態で画面は静止し、どのボタンを押しても反応しなくなるのです。

これ以上ゲームを続行するのは不可能で、もうリセットするしかありません。


竜王と戦うことも出来ず、当然エンディングも見られません。

ラダトームからここまで来た手間は、全て無駄になってしまったのです。


仕方なく一旦タイトル画面に戻り、先程メモした復活の呪文を入力。


再開すると…

普通にラダトームの王様の前から再スタートします。


城や住人は普通に無事で、竜王に支配されたような形跡はありません。


しかし王様との会話が終わった後、すぐにとんでもない事に気付かされるのです。


勇者(主人公)のレベルが、1に戻されているのです。

ステータスも低く、ラダトーム周辺のスライムくらいしか倒せないくらいに弱体化させられています。


ゲームをスタートした状態に戻されたのか…と思っていたら、さらに悲惨な状況なことに気付かされます。


ゴールドが0になっていて、なんと無一文。

これはあくまでも途中からのスタートと見なされ、王様からの贈り物(宝箱)が無いのです。


ちなみにスタート時にもらえるお金は、120ゴールドです。

これを使って、武器・防具を買い揃えるわけですが。


それも出来ず、装備も無い状態。

・レベル:1(HP:15)

・所持金:0

・武器・防具・道具なし

ゲームスタート時よりも貧弱な状態で、いわば「弱くてニューゲーム」。

こんな状況で、あらためてモンスターと戦いレベル上げ・お金稼ぎをするはめになるのです。


スライムを倒せば1ゴールド、スライムベスを倒せば2ゴールドもらえますが…

ラダトームの宿屋の宿泊代(6ゴールド)すら貯まるか、怪しい所。


結局、全滅を繰り返しながら経験値をコツコツと貯める…といったやり方でしか、強く出来ない模様。



この状況は、実質「ゲームオーバー」「バッドエンド」扱いと言えます。


当たり前ですが、この状態から改めて育てようとする人はほぼ皆無でしょう。

もう一度復活の呪文で再スタートし、竜王へリベンジするのが普通ですから。

リメイク版ドラクエ1・竜王の質問に「はい」と答えたら、こうなる


ここでいうリメイク版とは、スーパーファミコン版「ドラクエ1・2」以降の作品のことを指しています。

これらのバージョンでも、ファミコン版と同じように竜王から質問されます。


「わしの味方になるか?」の質問の後に出てきた選択肢(はいorいいえ)で、「はい」と答えると…

ファミコン版とは、かなり違う展開になるのです。


まず、1回目の「はい」を選ぶと…

「わしらの友情の証として、その剣をもらうぞ!」といきなり物を要求してきます。


ほとんどのプレイヤーは、この時点でロトの剣を装備していると思いますが…

ゲーム中で最強の武器を譲るというのは、かなり抵抗がありますよね。


試しに「はい」と答えた人も、ここで渡さず拒否して戦ったのではないでしょうか?

リメイク版はデータにセーブする形式なので、やり直しがきかず詰みそうな気がして。


ここで2回目の「はい」を選んだ場合、いよいよ持っている剣を差し出すことになります。

そして、竜王からも贈り物が。

「世界の半分、闇の世界を与えよう!」

「わあっはっはっはっはっ」

「わっはっはっはっはっはっ」

画面が薄暗くなり、竜王と勇者(主人公)の姿が消えた中…

竜王が嘲笑うメッセージだけが、不気味に表示されたまま。


そのまま、画面が暗転すると…

なぜか、宿屋に止まったときのBGMが流れます。





画面が戻ると、そこはなぜかリムルダールの宿屋のカウンター前。

店員から「昨夜は随分とうなされていたようですが…」と、声をかけられます。


その後操作は可能で、普通にゲームを継続できます。


そして気になる、以下の点は…

・竜王に渡した剣の在り処

・道具の有無

・レベルとステータス

これらは、どちらとも無事です!



装備している剣は、無くなっていません。

レベルも道具も、竜王に話しかけた時点の状態のまま。


宿屋の店員のセリフ「何か悪い夢でも見ていたのでしょう。」の通り…

いわゆる「夢オチ」だったことがわかります。


リムルダールには戻されたものの、そのまま竜王の城へも向かってクリアすることも十分可能です。

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