ドラクエ4のピサロが許せないところ…やはりクズではないのか
ドラクエ4の人気キャラ「ピサロ」。
「恋人ロザリーを失った悲劇のダークヒーロー」としてファンも多い彼ですが、一方で「許せない」「クズ」といった意見も見かけます。
ファミコン版をプレイした時点ではさほど思っていなかった自分ですが、リメイク版で追加された6章が追加されたことにより「あれ?なんかおかしくないか?」と当時疑問になったことを思い出しました。
なぜ人気者の彼が「許せない」「クズ」とまで言われてしまうのか?
そう思われそうな点を挙げてみることに。
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ドラクエ4のピサロが「許せない」「クズ」とまで言われる理由を挙げてみた
ドラクエ4のピサロが「許せない」「クズ」とまで言われる理由を挙げる前に…
ネットで見かけた主な擁護意見として「恋人ロザリーの命を人間が奪ったのだから、ピサロが人間を敵視して当然」というものがあります。
実は、AIにピサロについて質問しても似た答えが出てきました。
「ピサロは、恋人ロザリーの命を人間に奪われたことが原因で人間を滅ぼすことを決意した」といったもの。
AIはネット中にある意見を拾って生成しているのでしょうが、ということは…
同様の解釈をしているファンがほとんどなのでしょうか?
彼らの中でイメージしているピサロの行動は、おそらく以下のようなものでしょうか。
1. ルビー目当ての人間に追われているロザリーをピサロが救う
2. ピサロがロザリーヒルを作り、塔の中にロザリーをかくまう
3. 人間にロザリーがさらわれる
4. ロザリーが息を引き取り、ピサロが人間を根絶やしにすることを決意
5. ピサロが黄金の腕輪を使い、ラスボス・デスピサロ誕生
6. 勇者に倒される
でも、これって勘違いでは?と思うのです。
そもそもピサロは、はじめから人間を滅ぼす気でいたので。
「は?何言ってんの」と思った方もいるでしょうが…
ピサロが生前のロザリーに対して「人間をみな滅ぼすことにした」とはっきり宣言しているんですよね。
このシーンは、5章でイムルの村の宿屋で泊まることで見られます。
当然その時点ではロザリーは生きているので、そもそも「恋人ロザリーの命を人間に奪われたことが原因で、人間を滅ぼすことを初めて決意した」という解釈は完全な間違いです。
「いやいやこれって夢じゃん」「勇者が勝手に見た夢だから、事実じゃないかもしれないだろ」という意見もあると思います。
では、ピサロが実際に行った行動を挙げてみましょう。
実際のピサロの行動は、以下の通りです。
1. ルビー目当ての人間に追われているロザリーをピサロが救う
2. ピサロがロザリーヒルを作り、塔の中にロザリーをかくまう
3. ピサロの手先をバトランドやイムルのある地域に派遣し、子供をさらわせる
4. アリーナがエンドールに着く前、武術大会に参加。試合なのに対戦相手の命を奪う
5. ピサロが勇者のいる村(山奥の村)を発見
6. 手下を従えて村を襲撃。勇者以外の村人が全滅、勇者に変身したシンシアも死亡
7. ロザリーに「人間をみな滅ぼすことにした」「そのために進化の秘宝を使う」と宣言(※イムルの村の宿屋で見る夢のシーン)。
8. 魔族の王エスタークを迎えるためエスタークを探すが、勇者に討伐されたエスタークを発見
9. 人間にロザリーがさらわれる
10. ロザリーが息を引き取り、ピサロが人間を根絶やしにすることを「改めて」決意
11. ピサロが黄金の腕輪を使い、ラスボス・デスピサロ誕生
できるだけ時系列通り並べたつもりですが、7番目が実際にどの時点で起きていたシーンかはわかりません。
ただ少なくとも、ロザリーが生きている時点でピサロは人間を滅ぼすつもりだったわけで。
なので、やはり「恋人ロザリーの命を人間に奪われたことが原因で、人間を滅ぼすことを初めて決意した」という解釈は完全な間違いです。
10番の時点で初めて決意したわけではなく、8番以前の話だと思われます。
9番で人間を煽ったのはエビルプリーストなので、「彼が黒幕だからピサロは全然悪くないのでは?」と思う人もいるでしょうが…
何度も書きますが、ピサロは元々人間を滅ぼすつもりでした。
下剋上を狙ったエビルプリーストはそれを利用してピサロの自滅を誘っただけでしょう。
まあ、彼もクズであることは間違いないですが…
ピサロ擁護側のファンは…
・イムルの村の宿屋に泊まったことがなく、そもそも夢の内容を知らない?
または、
・ピサロを好きするゆえに「悲劇のダークヒーロー像」を美化、人間に対して行った多くの悪事を無かったことにしている?
敢えて勇者が侵した失態を挙げるなら、ロザリーを守るピサロナイトを倒したことでしょうか。
そのことで人間の侵入を許し(あやかしの笛を持たずにどうやって?とは思うものの)、ロザリーがさらわれる間接的な原因を作ったという点で。
とはいえ、勇者がロザリー自身に手を出したというわけでもありません。
それどころか、世界を滅ぼそうとしているピサロを倒すことをロザリーから懇願されていました。
昔発売した小説版ドラクエ4の第1巻では、作者の趣味なのかライアンの第1章が始まる前にやたら長いピサロとロザリーのオリジナルエピソードが追加されていました。
序章程度と思いきや、かなり多くのページを使って(それに対して、ライアンのエピソードの短いことといったら)。
個人的には興味が湧かないのでそこは流し読みしていた記憶がありますが、その小説だけのオルジナルエピソードによって一部ファンの中でピサロ像がやたら美化されている可能性さえ感じます。
さらに、リメイク版で追加された6章の内容にも賛否あったようです。
「ドラクエ5以降恒例となった裏ダンジョンや裏ボスが追加」
「死亡したロザリーが復活」
「ラスボスのピサロが強い仲間として加わる」
といった点が話題になり好評を得ていましたが、一方で以下のような点が批判の対象にもなっていた模様。
・ピサロとの会話での勇者たちに対する不遜な態度
・ピサロ自身、自分の行動への反省の色が無い(山奥の村での開き直ったかのような発言
・ロザリーが勇者の行動によって復活を遂げる一方、シンシア復活にピサロは一切関わっていない
・ピサロや手下が滅ぼした村人の住人(シンシア以外)は生き返らないまま
・なぜか「ピサロの手先」として?魔族同士の内ゲバに参加させられる
リメイク版では仲間に話しかけるシステムが追加されていて、もちろん仲間になったピサロとも会話が可能。
しかし、ピサロのセリフ内容・態度がとにかく不遜。
元々敵対関係だったとはいえ…
ドラクエ4のピサロが許せない…クズなセリフ2選
6章で勇者の仲間に加わったピサロが言い放った最もひどいセリフ内容を挙げるなら、以下の2つでしょうか。
山奥の村で話しかけた時のピサロのセリフは、以下の内容。
「信念にもとづきこの村を滅ぼしたまでだ。少しもまちがった事をしたとは思っていない。」
魔族としての立場はともかく、村出身の本人を前に直接言うかそれを…
開き直りや挑発だと思われても仕方がないのでは。
ロザリーによって回避された戦いが村の中で始まりそうな勢い。
さらに世界樹内での会話では、ピサロが「世界樹を焼きはらおうかと思った」ことまで発覚。
ロザリーと同じ種族のエルフも住んでいるのになぜ?これについては意味不明。
しかも世界樹の花が焼かれたら、自らの手でロザリー復活を台無しにしてたかもしれない。
何か…今思えば、ただ単に「人気ダークヒーローを作りたい」という作り手側の思惑が透けて見えた気がしないでもない第6章の追加。
それを証拠にピサロは関連作品に続々と参戦、ついにはピサロを主人公としたドラクエモンスターズの新作ゲームまで発売されていますし。
でもまあ、所詮はフィクション
なんか長々と書けてしまって、ガチのピサロアンチみたいになってしまった。
ただ、現実でもこのタイプの人(昔悪いこと散々やっといて、特に裁かれもせずにのうのうと幸せに人生を謳歌しているタイプ)をまあまあ見かけたりするわけで…
そんな現状のほうが深刻過ぎて、所詮フィクションのキャラの性格や境遇なんてどうでも良くなるんですよね。
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