サザエさんのエンディング。いつから投げ食いからじゃんけんに?

サザエさんのエンディング。いつから投げ食いからじゃんけんに?

 

毎週日曜日18時30分から放送され続けている長寿アニメが、サザエさんです。

 

 

番組のエンディングの定番といえば、サザエさんがグー・チョキ・パーの絵つき棒を持って行うじゃんけんです。

 

これって、いつからスタートしたのでしょうか?

 

 

実は、これ以前のエンディングは全く違う内容だったというのです。

 

 

その内容とは、「サザエさんがお菓子を投げ食いして、喉をつまらせる」といったもの。

 

しかし、なぜこれが無くなってしまったのでしょうか?

 

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サザエさんのエンディングで行われる、じゃんけんのセリフ

 

「昔は観ていたけど、実は今サザエさん観てない…」

 

「どんな流れだったか、よく覚えてない」

 

 

そんな方のために、改めてじゃんけんの流れとセリフをおさらいしてみましょう。

 

 

サザエさんが、「来週もまた、見てくださいね〜」と言います。

 

 

次に「じゃんけんぽん!」と言いながら、グー・チョキ・パーの絵が書かれている棒の中から1つを出します。

 

 

最後に「うふふふふふ」と笑って、番組が終了します。

 

 

思い出していただけましたか?

 

サザエさんのエンディング。じゃんけんはいつから始まった?

 

CM明けに「さ〜て、来週のサザエさんは?」とのセリフから始まる、次回予告。

 

それが終わると、エンディングに突入するのが定番の流れです。

 

 

そのエンディングにおいて必ず行われる、じゃんけん。

 

これは、1991年10月20日からスタートしました。

 

参考:サザエさん50年の歴史

 

特に事前予告もなく、いきなり変わったエンディング。

 

 

…とはいえ他のアニメの場合だと、演出だとか主題歌などが変わるのは、よくある話。

 

それが普通で、特に宣言する必要がないわけですが。

 

 

それ以来サザエさんは、放送のある日に欠かさずじゃんけん勝負を視聴者に仕掛け続けているわけです。

 

サザエさんの投げ食いエンディングが終わったのはいつ?

 

サザエさんがじゃんけんするエンディング以前には、別の内容のものが放送されていました。

 

それは、「サザエさんがお菓子を投げ食いする」というもの。

 

 

その内容とは、以下の通りです。

 

 

サザエさんが持っている袋からお菓子(小さいドーナツのような形状)を1個取り出し、上に投げます。

 

「あ〜ん」と言いながら、それをお口でキャッチ。

 

 

その後、テレビの視聴者の存在に気づくサザエさん。

 

「んふふふふ」と笑いつつ、「来週もまた、見てくださいね〜」と言いながら手を振ります。

 

 

しかし、お菓子を頬張りながら喋っていたサザエさん。

 

最後にお菓子を喉につまらせたようなリアクションを取りながら「ん、が、ん、ん」と言い、番組は終了します。

 

 

これが終了したのは、じゃんけんが始まる1週間前。

 

1991年10月13日でした。

 

サザエさんの投げ食いエンディングが終わったあと、死亡者の噂まで

 

では、なぜこれが廃止されてじゃんけんに変えられたのかというと…

 

 

東北大学医学部附属病院耳鼻咽頭科と国立小児病院小児科の医師が、「この食べ方を子供がまねをすると気管をつまらせ呼吸困難になってしまう可能性がある」と指摘したからなのです。

 

 

視聴率が高く影響力が大きいサザエさんなので、やはり当時は実際に子供が真似していたのでしょうか?

 

 

このエンディングは、あくまでも、自主規制として変更したもの。

 

しかしあまりにも急だったためか、この事がかなりの反響を呼んだようで…

 

 

当時は、死亡者の噂までたった地域もあったようです。

 

「喉をつまらせて亡くなった子供がいたため、急遽変更した」など…

 

 

しかしこういったニュースを、テレビや新聞などの大手媒体が報じていた事実はありません。

 

喉をつまらせて亡くなった子がいたとしても、サザエさんの真似をしたのかはわからないのです。

 

 

ネットのニュースもなく、情報を手に入れづらい時代の出来事ですので…

 

本当か噂かを確認する術は、残念ながらありません。

 

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