EV禁止とは?意味とそうなった理由を考察!
ネットカフェや漫画喫茶がテナントに入っている建物には、エレベーターがあるケースが多いです。
しかしこれを使える所は無く、階段を使って昇り降りする必要がありますよね。
そして張り紙などには「EV禁止」との謎の表記が。
EV禁止とは、一体どんな意味なのでしょうか?
実は、なぜそうなってしまったか理由を語る者はいません。
ネットの中にも、情報が見当たらない始末。
こうなった経緯を考察してみましょう。
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EV禁止とは?言葉の意味を説明!
EV禁止とは、漫画喫茶やネットカフェでよく見られる表示です。
「EV」とは、「エレベーター」を意味します。
つまり、「漫画喫茶を利用するゲストは、ビルに設置のエレベーターの利用を禁止する」という意味なのです。
EV禁止になってしまった理由や経緯を考察してみた
漫画喫茶は、ビルのテナントに入居し運営されることが多いわけですが…
ビルにはエレベーターが設置されているのに、漫画喫茶のゲストに対してEV禁止とはどんな理由があるのでしょうか?
漫画喫茶が、若者に便利で快適な空間として店舗数を増やしてきた経緯にあります。
その営業スタイルは、主に若者を中心に支持を集めました。
漫画や雑誌を閲覧できるだけでなく、飲食やシャワー等の利用もでき、簡易な宿泊所として独自の文化的空間を演出するようになってきたのです。
もしビルに設置されているエレベーターを自由に利用できるとしたら、漫画喫茶にとってどんな弊害が生じるといえるでしょうか。
EV禁止の理由のひとつに、「漫画喫茶利用料を払わずに、エレベーターを利用して逃走するゲストが存在した」ことが挙げられるでしょう。
長時間の滞在をされた上に料金を踏み倒されてしまったのでは、漫画喫茶経営者としてはたまったものではありません。
そんな料金踏み倒しの事実が続出したために、出入り口を統一するという意味でEV禁止の措置がとられたのです。
ふたつめの理由は…
もしエレベーターの利用を自由にしてしまえば、「漫画喫茶内に設置している漫画や雑誌類が、比較的簡単に盗難されてしまう」ことが挙げられます。
エレベーターの利用が自由になった場合…
2〜3階のフロアーを借りて営業している側からしますと、出入り口のチェックがノーマークとなるケースが出てきてしまうのです。
ゲストの出入りが自由になってしまうことにより、備品の盗難が発生するという事態を招くことにも繋がります。
ビル利用者・とりわけ漫画喫茶の利用者にとっては、エレベーター禁止の方針は迷惑以外の何物でもないのですが。
料金踏み倒し・備品盗難といった犯罪を抑止するという目的で「EV禁止」という方針を示すのであれば、致し方ないのではないでしょうか。
ゲストの利便性を考えて設置されたエレベーターが利便性のあだとなるのは、実に逆説的な事象になるのではないかと考えます。
しかしエレベーター禁止の表示が、最初から確信犯的に漫画喫茶の利便性を逆手にとって悪さを行おうとする人々の抑止につながる表示であるならば…
やむを得ないのではないかと考えます。
「漫画喫茶内やネカフェ内は薄暗いから、カメラでの監視が困難」という説も見かけますが…
一昔前のカメラ性能ならあり得ますが、さすがに現在この理由は考えにくいです。
先程挙げた理由が、最も現実的でしょう。
実際、本を販売している書店が万引きの被害に遭って経営が困難になったケースは有名です。
しかしこの事を明言してしまうと、逆ギレのクレームが来そうな気はします。
名目上は「お客様の安全を守るため」と言っておいたほうが、波風立たない気がしますよね。
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